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マネックス証券で高配当の米国株を購入してみたいです。
初めてやるので分かりやすく教えてください。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
今回はマネックス証券で高配当米国株を買う方法について解説いたします。
米国株を始めてみたいけど、日本とは違うしドルだしどうすれば良いのか分からないですよね。
本記事では画像付きで1つ1つ分かりやすくしています。
上記をすべて丁寧に解説しているので、株初心者の方にもおすすめですよ。
すべてご覧いただければ、間違いなく高配当米国株を購入できます。
ぜひ最後まで見てくださいね。
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米国株とは
米国株について分かりやすく説明いたします。
- 購入、売却は米ドル(一定の手続きをすれば円で直接購入も可)。
- 1株単位で購入できる。
- 取引時間が違う。
- ストップ高、ストップ安がない。
- 譲渡益(キャピタルゲイン)の税金は日本と同じ20.315%。
- 配当益(インカムゲイン)の税金は現地の源泉徴収税10%+日本の税金20.315%※確定申告をすると現地の源泉徴収税分はその年の所得税から差し引かれます。居住者に係る外国税額控除(国税庁)
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購入、売却は米ドル
米国株の売買は米ドルで行います。
したがって、まずは円を米ドルに替えなければなりません(やり方は本記事で説明しています)。
米ドルに替えるときはその時の為替レートが反映されます。
- 1ドル130円の時に100米ドル両替→13,000円必要
- 1ドル140円の時に100米ドル両替→14,000円必要
ちなみに一定の手続きをすると、米ドルから円に両替手続きをする必要なく、そのまま購入ができるようになります。
円貨決済(マネックス証券)
※ただしNISAを利用している時は円貨決済できません。
1株単位で購入できる
米国株は1株から購入できます。
取引単位 | |
---|---|
米国株 | 1株単位 |
日本 | 100株単位 (単元未満株の取り扱いがある証券会社であれば1株単位も可) |
少額からでも取引可能なのはありがたいですね。
取引時間が違う
日本の証券取引市場とアメリカの証券取引市場では開催時間が違います。
取引時間(日本時間) | |
---|---|
アメリカ(サマータイム時) | 22:30~5:00 (3月第2日曜日~11月第1日曜日まで) |
アメリカ(サマータイム時以外) | 23:30~6:00 |
日本 | 9:00~11:30、12:30~15:00 |
もちろんその時間に起きていないといけないわけではなく、予約注文もできますよ。
また、リスクは上がりますが時間外取引という方法もあります。
米国市場では通常の時間以外にも時間外に取引が可能です。
時間外取引時間(日本時間) | |
---|---|
プレマーケット (サマータイム時) | 21:00~22:30 (3月第2日曜日~11月第1日曜日まで) |
アフターマーケット (サマータイム時) | 5:00~9:00 (3月第2日曜日~11月第1日曜日まで) |
プレマーケット (サマータイム時以外) | 22:00~23:30 |
アフターマーケット (サマータイム時以外) | 6:00~10:00 |
メリットは通常の開催時間外のニュースに対して反応した株価にも対応できる点です。
上記のように時間外でも株価があがる可能性がありますが、時間外取引であれば購入可能です。
デメリットは参加人数が少ないため株価の乱高下が起こりやすく、ハイリスクハイリターンになる可能性が高いことです。
私個人としては安定志向なので、よほどのことが無い限りは通常時間での取引をしています。
ちなみに日本時間を基準にすると、米国取引市場の休みは日、月曜日と祝日になります。
国民の祝日も日本とは違うため注意しましょう。
休日 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
---|---|---|---|---|
元日 | 1月2日 | 1月1日 | 1月1日 | 1月1日 |
キング牧師生誕祭 | 1月16日 | 1月15日 | 1月20日 | 1月19日 |
大統領の日 | 2月20日 | 2月19日 | 2月17日 | 2月16日 |
聖金曜日 | 4月7日 | 3月29日 | 4月18日 | 4月10日 |
戦没者追悼記念日 | 5月29日 | 5月27日 | 5月26日 | 5月25日 |
ジューンティーンス 国家独立記念日 | 6月19日 | 6月19日 | 6月19日 | 6月19日 |
独立記念日 | 7月4日 | 7月4日 | 7月4日 | 7月4日 |
労働者の日 | 9月4日 | 9月2日 | 9月1日 | 9月7日 |
感謝祭 | 11月23日 | 11月28日 | 11月27日 | 11月26日 |
クリスマス | 12月25日 | 12月25日 | 12月25日 | 12月25日 |
ストップ高、ストップ安が無い
米国株は日本と違いストップ高、ストップ安がありません。
取引所では、1日の値動きの幅を前日の終値または最終気配値段などを基準として、価格の水準に応じて一定に制限していますが、この制限値段を「ストップ値段」といい、そこまで価格が上がることを「ストップ高」、下がることを「ストップ安」といいます。
JPX日本取引所グループより
日本の証券取引所では株価が上がり過ぎ、下がり過ぎになったときには、その日においてそれ以上値動きしません。
したがって日本に比べてややハイリスク、ハイリターンになります。
しかしながら複数の銘柄に分散投資をすればリスクを減らせますので、不安になる必要はありません。
じっさいに米国株に投資していますが、安定して稼げています。
譲渡益(キャピタルゲイン)の税金は日本と同じ20.315%
米国株の譲渡益(キャピタルゲイン)の税金は日本と同じ20.315%(復興所得税含む)です。
100万円(売値)-80万円(買値)=20万円(譲渡益)
20万円×20.315%(0.20315)=40,630円(税金)
200,000円-40,630円=159,370円(税引き後の利益)
ちなみにNISA口座で取引すると一定金額までは非課税です。
NISA(Nippon Individual Savings Account)の説明をします。
NISAをひとことでいうと、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度のことです。
例えば一般NISAであれば、毎年120万円まで投資した金額から発生した利益は非課税です。
NISAは大きく分けて下記3種類あります。
- 一般NISA→毎年120万円の投資金額から得られる利益が5年間非課税
- つみたてNISA→毎年40万円の投資金額から得られる利益が20年間非課税
- ジュニアNISA→毎年80万円の投資金額から得られる利益が5年間非課税(2024年開始の新NISAからは廃止)
※2024年から新NISAに移行します。制度が多少変わりますので興味のある方はNISAとは?(金融庁HP)をご覧ください。
令和5年度税制改正の大綱等において、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。
実際には下記のように改正されます。
一般NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA(20歳未満) | |
---|---|---|---|
非課税期間 | 5年間 | 20年間 | 5年間 ※ただし、2023年末以降に非課税期間が終了するものについては、20歳まで非課税で保有を継続可能 |
年間非課税枠 | 120万円 | 40万円 | 80万円 |
投資可能商品 | 上場株式・ETF・公募株式投信・REITなど | 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 一般NISAと同じ |
買付方法 | 通常の買付け | 積立投資(累積投資契約に基づく買付け)のみ | 一般NISAと同じ |
払出し制限 | なし | なし | あり(18歳までは払い出せない) ※災害等やむを得ない場合には、非課税での払出し可能。 |
注意
現行のNISA制度は2023年に終了し、2024年からは新NISAに移行します。
現NISAから新NISAへはロールオーバー(移管)できませんが、現行制度の非課税措置期間は引き続き適用されるため、2024年以降そのまま保有していても、最大5年(一般NISA、ジュニアNISA)および最大20年(つみたてNISA)は課税されません。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
非課税期間 | 無期限 | 無期限 |
口座開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度枠 | 1,800万円(成長投資枠と合わせて) | 1,200万円(内数) ※例1 つみたて投資枠600万円+成長投資枠1,200万円=計1,800万円 ※例2 つみたて投資枠1,000万円+成長投資枠800万円=計1,800万円 |
投資可能商品 | 積立・分散投資に適した一定の投資信託 ※現行のつみたてNISAと同じ | 上場株式・投資信託等 ※整理、管理銘柄、信託期間20年未満、高レバレッジ型および毎月分配型の投資信託等を除外 |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
※ジュニアNISAは廃止されました。
値上がり益や運用益には通常20.315%の税金がかかってしまうので、課税の有無では差がかなりあります。
例えば1年間で120万円投資したら10万円利益発生。
- NISA口座あり→所得税0円、住民税0円
- NISA口座なし(一般、特定口座)→所得税15,315円(復興特別所得税込)+住民税5,000円=20,315円の税金
見て分かる通り、これから投資をしようとしている初心者であれば、必ず利用しなければならないと言える制度ですね。
一般NISAであれば上記が5年間有効(ロールオーバーすればさらに5年)、つみたてNISAであれば投資金額は年間40万円までになってしまうものの、20年間有効です。
NISA口座を作るのは無料です。証券会社で新規に口座を作るときに一緒に開設しましょう。
配当益(インカムゲイン)の税金は現地の源泉徴収税10%+日本の税金20.315%
米国株の配当益は現地の源泉徴収税10%+日本の日本の税金20.315%です。
- 配当金100ドル×10%=10ドル(米国の源泉徴収税)
- 100ドル-10ドル=90ドル(米国で源泉徴収された後の配当金)
- 90ドル×140円=13,050円(ドルを源泉徴収レートで日本円に換算)
- 13,050円×20.315%=2,651円(日本での所得税)
- 13,050円-2,651円=10,399円(手元に残るお金)
上記のように米国株の配当金は税金が高いですが、確定申告すると外国税額控除を受けられます。
全額もしくは一部が戻ってくるので、米国株で配当金を受け取る場合は確定申告がおすすめです。
控除限度額=その年分の所得税額×(その年分の国外所得金額/其年分の所得総額)
居住者に係る外国税額控除(国税庁より)
ちなみにNISA口座で取引をすると、一定金額までは日本の税金は非課税です。(確定申告も不要)
ただし10%の源泉徴収税(米国)は発生し、確定申告しても控除は受けられません。
しかしながら確定申告なしでも日本の税金は非課税になるので、基本的にはNISA口座で取引したほうが良いです。
高配当米国株を買う方法
それではマネックス証券にて高配当米国株を買う方法を説明いたします。
→口座を開設していない方はマネックス証券公式HPから開設してください。口座開設方法がよく分からない方は【マネックス証券】新規口座の開設方法を49枚の画像付きで解説をご覧ください。
購入までの流れは下記です。
- マネックス証券のスマホアプリをダウンロード(PCの方はやらなくてOK)
- 外国株取引口座に円を移動させる
- 円→ドルに替える
- 替えたドルをNISA用米株口座に割り当てる(NISAを使わない方はやらなくてOK)
- 米国株専用スマホアプリ「TradeStation」をダウンロード(PCの方はやらなくてOK)
- 米国株を購入する
スマホアプリについてはダウンロードしなくても取引可能ですが、あったほうがやり易いです。
マネックス証券のスマホアプリをダウンロード(PCの方はやらなくてOK)
スマホで取引する場合、専用アプリをダウンロードした方が断然やりやすいです。(PCはそのままで問題ありません)
下記からダウンロードしましょう。
iOS用アプリ(マネックス証券公式HPより)
Android用アプリ(マネックス証券公式HPより)
外国株取引口座に円を移動させる
次にあらかじめ入金していた円を外国株取引口座に移動させます。
以前は専用口座を別途開設する必要がありましたが、今はマネックス証券に新規口座を作ると自動的に外国株取引口座も開設されます。
まずはマネックス証券のアプリを開いてください。
スマホでのやり方を解説します。PC版のリクエストが多かったら別途追記いたします。
画面右下の「メニュー」をタップしてください。
「米国株、中国株」をタップしてください。
少し下にさがり「振替(日本円)」をタップしてください。
「証券総合取引口座→外国株取引口座」を選択し、次へをタップしてください。
基本的にはほとんどの時間帯は資金移動可能ですが、朝の2時~5時半くらいはできないようです。
このあと振替金額を入力し、最終確認でOKです。
米ドルを円に換える
資金を移動したら次は外国株取引口座内で米ドルを購入しましょう。
先ほどアクセスした振替(日本円)の下にある「管理サイト(為替振替・口座管理。米株定期買付・米株店頭取引)」をタップしてください。
画面右上の「振替」をタップしてください。(かなり小さいので見づらいです)
「円→米ドル」をタップしてください。
赤枠内にドルに替える日本円の金額を入力してください。
確認画面です。
問題なければ「実行」をタップしてください。
これで日本円から米ドルへの振り替え手続きが終了しました。
ちなみに営業日の14:30までに手続きすると15時に振替が完了します。
14:30を過ぎてしまうと翌営業日の15時になってしまいます。
替えたドルをNISA用米株口座に割り当てる(NISAを使わない方はやらなくてOK)
次は日本円から替えた米ドルをNISA用米ドル口座に割り当てます(NISAを使わない場合はやらなくてOKです)
私は違う証券会社にNISA口座を開設したため、公式HPの内容をそのまま引用します。(マネックスに移管済みなので改めて執筆中です)
- 口座情報を選択。
- 非課税口座へ資金を割当を選択。
非課税口座割当額の欄に入金したい米ドルの金額を入力してください。
その後「割当」を選択すれば完了です。
米国株専用スマホアプリ「TradeStation」をダウンロード(PCの方はやらなくてOK)
NISA口座内に米ドルを入金できたら、いよいよ米国株を購入します。
スマホでは米国株専用アプリ「Tradestation」があると便利なのでダウンロードしましょう。(PCの方はやらなくてOKです)
iOS用アプリ(マネックス証券公式HPより)
Android用アプリ(マネックス証券公式HPより)
アプリがなくてもブラウザ版「Tradestation」が自動的に起動しますが、かなり使いづらいです。
アプリ版を利用しましょう。
そのままログインしてください。
画面左上のハンバーガーメニューをタップしてください。
下記の手順で進めてください。
- 購入したい米国株を検索(例はコカ・コーラ)
- 検索した米国株を選択。
画面右上の「取引」をタップしてください。
私は執筆当時マネックスにNISA口座を持っていなかった(2023年より移管済み)ので「課税口座」になっていますが、NISAを利用したい方は「NISA口座」であることを必ず確認してください。
下記の手順で進めてください。
- 課税口座かNISA口座利用する方を確認。(NISAを利用したい場合はNISA口座であることを必ず確認)
- 購入する数量を入力。
- 指値か成行かを選択。(指値:あなた自身で購入したい金額を決める。成行:その時に1番安い売り注文のものを自動的に買う。)
指値か成行についてはどちらも一長一短ですが、長期保有目的なら成行で問題ありません。
最後に買い注文をタップで完了です。
※指値の場合は必ず購入できるとは限りません。
米国株のよくある質問
米国株についてのQ&Aをまとめました。
- 結局どうすれば一番かんたんに米国株を始められますか?
- そもそも米国株をやるメリットはなんですか?
- 米国株のデメリットはありませんか?
順に説明します。
結局どうすれば一番かんたんに米国株を始められますか?
一番かんたんなのは下記です。
- 口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)、配当金受入あり」にする
- NISA口座か、つみたてNISA口座を開設
- NISA口座で非課税枠内の金額で取引
上記であれば確定申告なしでも問題なく非課税です。(配当金の現地源泉徴収税は発生)
そもそも米国株をやるメリットは何ですか?
米国株のメリットは下記です。
- ドル資産が増える。
- 日本と取引時間が違うため、効率的に資産が増やせる。
- 2023年7月現在、世界の企業時価総額ランキングの上位はほとんど米国。
20年以上前は世界の企業時価総額ランキングのほとんどは日本でしたが、現在は立場が完全に入れ替わりアメリカがNo.1です。(日本のトップはトヨタで40位前後)
また、日本の成長が伸び悩んでいるため為替にも影響していて、ここ数年は急速に円安が進んでいます。
日本の人口減を考えると、この流れは止まらないと思われますよね。
したがって、ドル資産を増やしておけば円安のリスク軽減できるのもメリットです。
米国株のデメリットはありませんか?
米国株のデメリットは下記が考えられます。
- 企業情報が公式HPくらいしか分からない(しかも英語)
- ストップ高、ストップ安がないため日本株に比べてハイリスク、ハイリターン。
一番のデメリットは米国在住でないため、企業情報を仕入れにくい点です。
公式HPも決算書もすべて英語のため、IR情報を入手するのも一苦労ですね。
対策としては、私も利用している株探プレミアムであれば米国株の情報も見られます。上記のように色々な情報も分かり、決算情報なども時系列で見やすくまとまっているので、米国株を始めるのであれば本当におすすめできます。
1ヶ月無料期間もあるのでぜひ試してみてください。
→株探プレミアムの無料登録方法とおすすめの使い方を58枚の画像付きで分かりやすく解説
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まとめ:マネックス証券で高配当米国株を買う方法はかんたんです
本記事をまとめます。
今回はマネックス証券で高配当米国株を買う方法について解説いたしました。
やる前は不安ですが、本記事を見ていただきながら始めてみると意外と簡単だと分かります。
もし分からないところがあれば記事を振り返りつつ、じっくりやってみてくださいね。
これからの時代日本円だけはリスクが高いので、ぜひ米国株を始めてドル資産も増やしてください。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。