
高配当日本株を買いたいけどどのネット証券会社がおすすめ?
お金をあまり持っていないので、手数料が安いところや単元未満株(1株)を買えるところが知りたいです。
こんなお悩みを解決します。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社ウェブサイトをチェックしてください。
- 本記事の内容
- 単元未満株(1株単位)とは
単元未満株のメリット
単元未満株のデメリット
単元未満株で取引したい方におすすめのネット証券会社10選
【FPおすすめ】単元未満の日本高配当銘柄25選
単元未満株についてのよくある質問
今回は高配当日本株を1株買うためにおすすめのネット証券会社を紹介いたします。
単元未満株(1株) 手数料 (税込) | 買い | 売り | 単元未満株 取扱銘柄数(買い) |
---|---|---|---|
0円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て | |
SBI証券 | 0円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料55円 | 東証上場銘柄ほぼ全て |
楽天証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) | 11円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) | 約500銘柄 |
auカブコム証券 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て |
LINE証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.35%~0.7%別途発生) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.35%~0.7%別途発生) | 約1,500銘柄 |
大和コネクト証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.5%別途発生) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.5%別途発生) | 約500銘柄 |
岡三オンライン | 現物手数料と同じ(最低108円~) | 現物手数料と同じ(最低108円~) | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て |
松井証券 | なし | 売却のみ可能 (手数料は約定代金×0.55%) | なし |
DMM株 | なし | 買取請求のみ可能 (手数料は1銘柄550円) | なし |
GMOクリック証券 | なし | 売却、買取請求のみ可能。 (売却:約定代金の2.2% (買取請求:1銘柄につき1,100円) | なし |
取引方法はいろいろありますが、株初心者であればいきなりお金をかけられないですよね。
今は1株単位(単元未満)で購入できるようになっていますので、1万円くらいの資金でも分散投資が可能になりましたよ。
証券会社により手数料や取引期間のルールが違うので、あなたにピッタリの証券会社を本記事を読んで選んでください。
単元未満株(1株単位)とは
- 単元未満株(1株単位)の概要
- 単元未満株(1株単位)のメリット
- 単元未満株(1株単位)のデメリット
順に分かりやすく説明いたします。
単元未満株(1株単位)の概要
単元未満株とはその名のとおり1単元(100株)未満の株のことを言います。
株の売買をする際は通常100株単位で取引しなければなりません。
しかし上場企業の株の価格は1株当たり数百円から数万円のものもあるため、最低でも数十万円必要になってしまい手元資金が少ない方は株を購入できません。
単元未満株であれば1株単位で購入できるため、数百円もあれば株をスタートできます。
1万円ほどでリスクを減らせる分散投資も可能ですよ。
したがって株を始めてみたいけれど最初からお金はかけられないのであれば、単元未満株はピッタリと言えます。
単元未満株(1株単位)のメリット
- 成行価格での売買なので、難しいことを考える必要が無い
- 1株保有でも配当金が受け取れる
- NISAが利用できる
順に解説します。
成行価格での購入なので、難しいことを考える必要が無い
単元未満株(1株単位)を売買する場合、成行価格になります(あなたが買いたい値段、売りたい値段を指定することはできません。)
売買するときに値段を指定しないで注文した時に成立した際の価格。
メリット:買いたい株をほぼ確実に買える。
デメリット:思わぬ高い値段で買う、安い値段で売ってしまう場合がある。

売買する値段を指定したいときは「指値注文」をします。
こちらはあなたの買いたい値段や売りたい値段で売買できますが、いつまで経っても取引が成立しない場合もあります。
一見するとデメリットにも見えますが、株初心者だと指値(自分で値段を決める)の場合、相場感が分からずいつまで経っても売買できない可能性があります。
成行価格であれば市場で決まった値段での取引なので、ほぼ間違いなく株を売買できますよ。
単元未満株でデイトレードのような短期売買はほとんどできないので、指値が使えなくても影響はありません。
むしろ難しいことを考える必要が無いので、メリットとも捉えられます。
1株保有でも配当金が受け取れる
単元未満株(1株)であっても配当金が受け取れます。
- 3月決算の企業:9月の中間配当、3月の期末配当
- 12月決算の企業:6月の中間配当、12月の期末配当
※中間配当が無い企業もあります。
額にすると1株では数十円~数百円ほどの配当金ですが、株を保有するメリットを受けられるので本当にありがたいです。
NISAが利用できる
単元未満株の売買でもNISAが利用できます。
一般NISAなら年間120万円まで、つみたてNISAなら年間40万円までの取引で得た譲渡益や配当益に対して、税金が一切かかりません。
具体例
通常:100万円分の株から得た譲渡益20万円=200,000円×20.315%(復興所得税込)=40,630円の税金
NISA:0円
上記のようにNISAを利用するとおトクなのがよく分かりますよね。
NISA口座の開設は証券会社に口座を開くのと同時に無料でできます。
これから株取引を始められる方であれば、NISA口座は必ず開設してください。
単元未満株(1株単位)のデメリット
- 証券会社の各種サービスが受けられない場合が多い
- 株主優待が受けられない場合が多い
- 議決権がない
順に解説します。
証券会社の各種サービスが受けられない場合が多い
単元未満株の取り引きの場合、証券会社の各種サービスが受けられない場合が多いです。
例えば下記のようなもの
- ポイント還元
- 取引手数料無料
サービスを受けたい場合は100株単位の現物取引をするしかありませんが、単元未満株で動く額はかなり少ないため、影響はほとんどありません。
株主優待が受けられない場合が多い
単元未満株の場合、株主優待が受けられない場合が多いです。
例えば下記のようなものですね。
- 日本電信電話(NTT):dポイント
- KDDI:カタログギフト
- 九州旅客鉄道(JR九州):鉄道優待券など
株主優待を受けたい方は100株単位の現物取引をするか、単元未満株を買い増しして100株にするしかありません。
しかしながら最近は株主優待をしている企業がかなり減ってしまったため、影響はそれほどありません。
議決権が無い
単元未満株に議決権はありません。
株主総会での決議に対して票を入れる権利のこと。通常は1単元(100株)につき1つの議決権が与えられる。
しかしながら議決権を得るために株を売買する個人投資家はほとんどいないので、気にしなくても問題ないです。
議決権を取得したい方は100株単位の現物取引をするか、単元未満株を買い増しして100株にしましょう。
単元未満株(1株単位)で取引したい方におすすめのネット証券口座
では単元未満株(1株単位)で取引される方におすすめのネット証券会社を紹介いたします。
単元未満株(1株) 手数料 (税込) | 買い | 売り | 単元未満株 取扱銘柄数(買い) |
---|---|---|---|
0円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て | |
SBI証券 | 0円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料55円 | 東証上場銘柄ほぼ全て |
楽天証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) | 11円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) | 約500銘柄 |
auカブコム証券 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て |
LINE証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.35%~0.7%別途発生) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.35%~0.7%別途発生) | 約1,500銘柄 |
大和コネクト証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.5%別途発生) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.5%別途発生) | 約500銘柄 |
岡三オンライン | 現物手数料と同じ(最低108円~) | 現物手数料と同じ(最低108円~) | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て |
松井証券 | なし | 売却のみ可能 (手数料は約定代金×0.55%) | なし |
DMM株 | なし | 買取請求のみ可能 (手数料は1銘柄550円) | なし |
GMOクリック証券 | なし | 売却、買取請求のみ可能。 (売却:約定代金の2.2% (買取請求:1銘柄につき1,100円) | なし |
単元未満株(1株単位)の手数料はマネックス証券とSBI証券、楽天証券との3強です。
他社でも取り扱いはありますが、手数料がやや高いのがマイナスポイントですね。
3社で言うと株を譲渡したときに利益が出ていれば、計算上は楽天証券の手数料が1番安くなります。(±0も同様)
譲渡益が出た時 | 10,000円で購入 | 20,000円で売却 | 手数料合計 |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 0円 | 110円 20,000×0.00055(0.055%) | 110円 |
SBI証券 | 0円 | 110円 20,000×0.00055(0.055%) | 110円 |
楽天証券 | 22円 10,000円×0.00022(0.022%) | 11円+44円=55円 20,000円×0.00022(0.0022%) | 77円 |
※小数点以下切り上げ
しかしながら損失を出した際はマネックス証券、SBI証券の手数料が最も安くなります。※マネックス証券、SBI証券の最低手数料を超えた時から。二社の最低手数料以内であれば楽天が最安。
損失が出た時 | 20,000円で購入 | 10,000円で売却 | 手数料合計 |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 0円 | 55円 10,000×0.00055(0.055%) | 55円 |
SBI証券 | 0円 | 55円 10,000×0.00055(0.055%) | 55円 |
楽天証券 | 44円 20,000円×0.00022(0.022%) | 11円+22円=33円 10,000円×0.00022(0.0022%) | 77円 |
※小数点以下切り上げ
ちなみに特におすすめはマネックス証券かSBI証券です。
単元未満株(1株単位)取引銘柄数
- マネックス証券、SBI証券:ほぼ全て
- 楽天証券:約500
特にマネックス証券は最低手数料が52円とSBI証券より安いです。
楽天証券は単元未満株の取引銘柄数が500ほどしかないので、あなたの買いたい株が購入できない可能性があります。
なお、単元未満株であっても一定の取引金額まで非課税のNISA口座が利用できますので、併せて開設してください。

NISA口座は無料で開設できます。株取引の場合通常は譲渡益に対して20.315%の税金がかかってしまいますが、NISAであれば一定の金額までは非課税です。手元に残るお金にかなりの差が出るので、かならず開設してください。
NISA(Nippon Individual Savings Account)の説明をします。
NISAをひとことでいうと、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度のことです。

例えば一般NISAであれば、毎年120万円まで投資した金額から発生した利益は非課税です。
NISAは大きく分けて下記3種類あります。
- 一般NISA→毎年120万円の投資金額から得られる利益が5年間非課税
- つみたてNISA→毎年40万円の投資金額から得られる利益が20年間非課税
- ジュニアNISA→毎年80万円の投資金額から得られる利益が5年間非課税(2024年開始の新NISAからは廃止)
※2024年から新NISAに移行します。制度が多少変わりますので興味のある方はNISAとは?(金融庁HP)をご覧ください。
令和5年度税制改正の大綱等において、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。
実際には下記のように改正されます。
一般NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA(20歳未満) | |
---|---|---|---|
非課税期間 | 5年間 | 20年間 | 5年間 ※ただし、2023年末以降に非課税期間が終了するものについては、20歳まで非課税で保有を継続可能 |
年間非課税枠 | 120万円 | 40万円 | 80万円 |
投資可能商品 | 上場株式・ETF・公募株式投信・REITなど | 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 一般NISAと同じ |
買付方法 | 通常の買付け | 積立投資(累積投資契約に基づく買付け)のみ | 一般NISAと同じ |
払出し制限 | なし | なし | あり(18歳までは払い出せない) ※災害等やむを得ない場合には、非課税での払出し可能。 |
注意
現行のNISA制度は2023年に終了し、2024年からは新NISAに移行します。
現NISAから新NISAへはロールオーバー(移管)できませんが、現行制度の非課税措置期間は引き続き適用されるため、2024年以降そのまま保有していても、最大5年(一般NISA、ジュニアNISA)および最大20年(つみたてNISA)は課税されません。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
非課税期間 | 無期限 | 無期限 |
口座開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度枠 | 1,800万円(成長投資枠と合わせて) | 1,200万円(内数) ※例1 つみたて投資枠600万円+成長投資枠1,200万円=計1,800万円 ※例2 つみたて投資枠1,000万円+成長投資枠800万円=計1,800万円 |
投資可能商品 | 積立・分散投資に適した一定の投資信託 ※現行のつみたてNISAと同じ | 上場株式・投資信託等 ※整理、管理銘柄、信託期間20年未満、高レバレッジ型および毎月分配型の投資信託等を除外 |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
※ジュニアNISAは廃止されました。
値上がり益や運用益には通常20.315%の税金がかかってしまうので、課税の有無では差がかなりあります。
例えば1年間で120万円投資したら10万円利益発生。
- NISA口座あり→所得税0円、住民税0円
- NISA口座なし(一般、特定口座)→所得税15,315円(復興特別所得税込)+住民税5,000円=20,315円の税金
見て分かる通り、これから投資をしようとしている初心者であれば、必ず利用しなければならないと言える制度ですね。
一般NISAであれば上記が5年間有効(ロールオーバーすればさらに5年)、つみたてNISAであれば投資金額は年間40万円までになってしまうものの、20年間有効です。

NISA口座を作るのは無料です。証券会社で新規に口座を作るときに一緒に開設しましょう。
マネックス証券
マネックス証券の概要です。
単元未満株 | マネックス証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 東証、名証上場企業のほぼ全て |
手数料(買い) | 0円 |
手数料(売り) | 約定代金の0.55%(最低手数料52円) |
注文時間 | 0:00~11:30、17:00~24:00 (2:00~5:00の間で、約20分間メンテナンスのため受付停止) |
約定ルール | 当日11:30までの注文が、後場(12:30から)の始値で約定 |
NISA | 可 |
取引アプリ | 有り |
口座開設方法 | 【マネックス証券】新規口座の開設方法を49枚の画像付きで解説 |
取引方法 | 高配当日本株を具体的に買う方法 |
公式HP |
単元未満株を取引するのであれば、まずおすすめするのがマネックス証券です。
メリットは下記。
- ほぼすべての上場株式の取引が単元未満でできる。
- 買い手数料が0円なので、長期保有に特に向いている。
- 専用取引アプリが使いやすい。
株初心者でも使いやすくので、株取引をスタートするならピッタリです。
私もメインで利用している証券会社なので、迷っているのであればまずはマネックス証券に口座を作ってみましょう。
→マネックス証券で単元未満株(1株単位)の取り引きを始めてみる【マネックス証券】新規口座の開設方法を49枚の画像付きで解説
SBI証券
SBI証券の概要です。
単元未満株 | SBI証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 東証、名証上場企業のほぼ全て |
手数料(買い) | 0円 |
手数料(売り) | 約定代金の0.55%(最低手数料55円) |
注文時間 | 24時間 |
約定ルール | 当日0:00~7:00までの注文:前場(9:00から)の始値で約定 当日7:00~10:30までの注文:後場(12:30から)の始値で約定 当日10:30~13:30までの注文:(15:00)の終値で約定 当日13:30~24:00までの注文:翌日前場(9:00から)の始値で約定 |
NISA | 可 |
取引アプリ | 有り |
口座開設方法 | 執筆中 |
取引方法 | 執筆中 |
公式HP | SBI証券 |
SBI証券のメリットは下記です。
- ほぼすべての株を単元未満で購入できる。
- 24時間いつでも取引できる。
- 手数料も最安クラス。
SBI証券のメリットは24時間いつでも取引可能なこと。
受付停止時間を気にすることなく、あなたの仕事などの都合を優先して株取引できるのはありがたいですよね。
手数料の安さはマネックスにわずかに及ばないものの、ほぼ同じくらいの安さです。
SBI証券はSNSでも人気のある証券会社ですので、本当におすすめです。
→SBI証券で単元未満株(1株単位)の取り引きを始めてみる
楽天証券
楽天証券の概要です。
単元未満株 | 楽天証券 |
---|---|
取扱銘柄数 | 有名上場企業約500社(取扱銘柄) |
手数料(買い) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) |
手数料(売り) | 11円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) |
注文時間 | 寄付取引:前日17:00~当日8:45 リアルタイム取引:9:00~11:30、12:30~15:00 |
約定ルール | 寄付取引:前日17:00~当日8:45の注文:前場(9:00から)の始値で約定 リアルタイム取引(買い):売り気配(その時の成行価格)で約定 リアルタイム取引(売り):買い気配(その時の成行価格)で約定 |
NISA | 可 |
取引アプリ | なし |
口座開設方法 | 執筆中 |
取引方法 | 執筆中 |
公式HP | 楽天証券 |
楽天証券のメリットは下記です。
- 単元未満株では事実上最安の手数料。
- 楽天ポイントでも株を購入できる。
- 一部リアルタイムで売買可能。
楽天証券では通常手数料のほかに、スプレッドという名目でも手数料を取っています。
手数料の条件は下記です。
- 買い:0円(スプレッドが参考価格の0.22%別途発生)
- 売り:11円(スプレッドが参考価格の0.22%別途発生)
参考価格の条件は下記です。
- 寄付取引:当日9:00までの注文:前場(9:00から)始値
- リアルタイム(買い):売り気配(その時の成行価格)
- リアルタイム(売り):買い気配(その時の成行価格)
例えば買った時の株の値段が5,000円、売った時の株の値段が10,000円だった場合下記の計算式になります。
買った時の手数料:5,000円×0.0022=11円
売った時の手数料:11円+10,000円×0.0022=33円
合計44円
楽天証券の単元未満株は譲渡益が発生した場合、手数料が計算上最も安くなります。
デメリットとしては取引できる株数が少ないので、あなたが購入したい株が買えない可能性があることですね。
また、今のところスマートフォンでの取引は出来ず、PCのみとなっています。
今後対応するとのことなので、これから期待しましょう。
→楽天証券で単元未満株(1株単位)の取り引きを始めてみる
FPおすすめの単元未満株(1株単位)の日本高配当銘柄25選
実際に私も運用している単元未満株のおすすめ25選を紹介いたします。
銘柄名 (銘柄をタップすると 詳細にアクセスできます) | 配当利回り ※注 | 配当金 (1株あたり) | 配当金の権利付き最終日 (この日までに買うと 配当金が受け取れる) | 株主 優待 |
---|---|---|---|---|
安藤・間 (1719) | 4.25% ~5.08% | 40円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
鹿島建設 (1812) | 3.64% ~4.65% | 62円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
日東富士製粉 (2003) | 3.13% ~4.22% | 154円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
日本食品化工 (2892) | 5.00% ~10.09% | 180円 | 中間:なし 期末:2024年3月27日 | × |
JT【日本たばこ産業】 (2914) | 6.5% ~9.4% | 188円 | 中間:2023年6月28日 期末:2023年12月27日 | × |
武田薬品工業 (4502) | 4.01% ~5.67% | 180円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
ENEOSホールディングス (5020) | 3.78% ~5.11% | 22円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
TOYO TIRE (5105) | 2.85% ~4.24% | 55円 | 中間:2023年6月28日 期末:2023年12月27日 | × |
アサヒホールディングス (5857) | 3.71% ~4.89% | 90円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
日本ピラー工業 (6490) | 2.92% ~4.69% | 119円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
帝国通信工業 (6763) | 3.80% ~4.73% | 60円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
いすゞ自動車 (7202) | 3.87% ~5.59% | 72円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
オーハシテクニカ (7628) | 3.68% ~4.71% | 57円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
バルカー (7995) | 4.24% ~5.20% | 125円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
東京エレクトロン (8035) | 2.02% ~3.28% | 559.33円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
住友商事 (8053) | 4.62% ~6.52% | 115円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
稲畑産業 (8098) | 3.88% ~6.64% | 110円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
伊藤忠エネクス (8133) | 4.11% ~4.89% | 48円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 3.35% ~5.71% | 210円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
東京海上HD (8766) | 3.33% ~4.90% | 100円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
九州旅客鉄道 (9142) | 2.87% ~4.02% | 93円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
日本電信電話 (9432) | 2.90% ~3.39% | 120円 ※株式を25分割後、5円になる予想 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
KDDI (9433) | 2.69% ~3.69% | 125円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
三協フロンテア (9639) | 3.01% ~5.19% | 160円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | ○ |
蔵王産業 (9986) | 3.11% ~4.49% | 78円 | 中間:2023年9月29日 期末:2024年3月27日 | × |
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単元未満株(1株単位)についてのよくある質問
単元未満株(1株単位)についてよくある質問をまとめました。
- 単元未満株の短期売買はできないの?
- 単元未満株でも確定申告は必要なの?
単元未満株の短期売買はできないの?
1日単位であれば可能ですし、証券会社によってはリアルタイム取引ができます。
しかしながら単元未満株の場合売買による譲渡益が少ないことが多いので、手数料だけで赤字になってしまう可能性が高いです。
したがって長期保有が望ましいと思われます。
単元未満株でも確定申告は必要なの?
配当所得や譲渡所得などの合計が20万円以下であれば確定申告不要です。

厳密にはもっと細かいので、詳しくは確定申告が必要な方(国税庁)をご覧ください。
また、NISA口座内であれば非課税なので、所得関係なく確定申告は不要です。
確定申告が面倒な方は、証券会社に口座を作るときに「特定口座(源泉徴収有り、配当金受入有り)」にすれば確定申告は一切不要です。
まとめ:資金が少ない初心者は単元未満株から株取引を始めてみよう
本記事をまとめます。
今回は単元未満株(1株単位)の取引でおすすめのネット証券会社を紹介いたしました。
単元未満株(1株) 手数料 (税込) | 買い | 売り | 単元未満株 取扱銘柄数(買い) |
---|---|---|---|
0円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て | |
SBI証券 | 0円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料55円 | 東証上場銘柄ほぼ全て |
楽天証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) | 11円 (スプレッドが参考価格の0.22%別途発生) | 約500銘柄 |
auカブコム証券 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 約定代金の0.55% ※最低手数料52円 | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て |
LINE証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.35%~0.7%別途発生) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.35%~0.7%別途発生) | 約1,500銘柄 |
大和コネクト証券 | 0円 (スプレッドが参考価格の0.5%別途発生) | 0円 (スプレッドが参考価格の0.5%別途発生) | 約500銘柄 |
岡三オンライン | 現物手数料と同じ(最低108円~) | 現物手数料と同じ(最低108円~) | 東証、名証上場銘柄ほぼ全て |
松井証券 | なし | 売却のみ可能 (手数料は約定代金×0.55%) | なし |
DMM株 | なし | 買取請求のみ可能 (手数料は1銘柄550円) | なし |
GMOクリック証券 | なし | 売却、買取請求のみ可能。 (売却:約定代金の2.2% (買取請求:1銘柄につき1,100円) | なし |
単元未満株の取引きであれば数百円もあれば株の売買ができます。
多額の資金を持っていない、いきなり100株単位での購入は不安という方にピッタリですよ。
本記事を見ていただき、ネット証券会社の口座を開設し、まずは単元未満株で株取引を始めてくださいね。
今回は以上です。
注意
本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。
リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。
また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社ウェブサイトをチェックしてください。
です。