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- 本記事の内容
- 『2022年1月実施』FP3級実技試験【保険顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.7
先に下記の資料をご覧ください。(Q7.8.9で使います)
仮に、将来X社がAさんに役員退職金5,000万円を支給した場合、Aさんが受け取る役員退職金に係る退職所得の金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、Aさんの役員在任期間(勤続年数)を38年とし、これ以外に退職手当等の収入はなく、障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。
- 1,170万円
- 1,470万円
- 2,940万円
2が適切
1,470万円が適切です。
退職所得の計算式は下記です。
(退職金-退職所得控除)×1/2
退職金は5,000万円と分かっているので、あとは退職所得控除を求めます。
退職所得控除の計算式は下記です。
①勤務年数20年以下 | 40万円×勤続年数(最低80万円) |
②勤務年数20年超 | 800万円+70万円×(勤続年数-20年) |
Aさんの勤続年数は38年なので②を使います。
よって退職所得控除は下記になります。
800万円+70万円×(38年-20年)=2,060万円
上記によりAさんの退職所得は下記になります。
(5,000万円-2,060万円)×1/2=1,470万円
michi
退職所得の2分の1は忘れやすいので注意です!