伊藤ハム米久HLDGS(2296)株は今から買っても儲かる?おすすめポイントやデメリットを解説

株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。

悩んでいる人
悩んでいる人

伊藤ハム米久HLDGSという会社が気になります。

設立間もない会社だけど同業の伊藤ハムと米久が合併してできた会社みたいです。いまから購入してよいのか悩んでいます。おすすめポイントやデメリットもあれば教えてください。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。

本記事の内容
伊藤ハム米久HLDGSとは
伊藤ハム米久HLDGS株のおすすめポイント
伊藤ハム米久HLDGS株のデメリット
伊藤ハム米久HLDGSの株価の推移(チャート)
伊藤ハム米久HLDGS株の配当金、配当利回り、配当性向
伊藤ハム米久HLDGS株の配当金がもらえるのはいつ?
伊藤ハム米久HLDGS株に株主優待はある?
伊藤ハム米久HLDGSの売上の推移
伊藤ハム米久HLDGSの財務状況
伊藤ハム米久HLDGSのキャッシュフロー
伊藤ハム米久HLDGS株の評判
伊藤ハム米久HLDGS株の購入方法
伊藤ハム米久HLDGSのIRニュース
伊藤ハム米久HLDGSのよくある質問
伊藤ハム米久HLDGS株以外のおすすめ食品株銘柄

記事の信頼性

Webライターのみらいのびたです。

高配当日本株、米国株を中心に長期保有のスタイルで運用中。投資歴26年で配当、利子収入は積算400万円以上。生涯運用益も8桁越え。

株の運用は、日々の研鑽がモットーです。

みらいのびたです。

記事の監修者

CFP®(申請中)、AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

リスクの少ない運用を実施中。

高配当日本株や米国株をはじめ、投資の勉強のためREIT、金、FX、仮想通貨などあらゆる資産を保有。

michi(みち)
です。

今回は伊藤ハム米久HLDGS株について解説いたします。

伊藤ハム米久HLDGSは食肉加工品や食肉、調理加工食品、惣菜類を製造、販売する会社です。

アルトバイエルン®で有名な伊藤ハムと御殿場高原シリーズのソーセージブランドを持つ米久が合併し、2016年4月に設立されました。

伊藤ハムと米久の有名ブランド製品
伊藤ハムと米久の有名ブランド製品
  • 設立以来着実な売上を計上
  • 3年連続増配中
  • 着実に積み上がる利益剰余金

食肉加工(ハム・ソーセージ)業界 売上高ランキングでは、日本で2位(1位は日本ハム)の大手です。

まだ新しい会社ですが財務体質が屈強で、株主還元にも積極的です。

みらいのびた
みらいのびた

伊藤ハム米久HLDGSの筆頭株主はあの世界的総合商社の三菱商事です。強力な商社の販売力でグローバルにも積極的に挑戦しています

株価が急激に上がるタイプの銘柄ではありませんが、配当や株主優待も含め低リスクで安定的な運用がしたい方におすすめです。

ぜひ最後までご覧いただき、投資の参考にしてください。

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伊藤ハム米久ホールディングスとは

まずは伊藤ハム米久ホールディングスの概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名伊藤ハム米久ホールディングス株式会社
上場取引所東京証券取引所プライム市場(旧東証一部)
コード番号2296
本社所在地〒153-0062
東京都目黒区三田1丁目6−21
創業1928年4月(伊藤ハム)、1965年12月(米久)
設立2016年4月1日
事業内容食肉加工品、食肉、調理加工食品、惣菜類の製造及び販売
代表者代表取締役社長 宮下 功
資本金300億円
年商922,682百万円(2023年3月期)
年初来高値4,255円 (2023年11月2日)
年初来安値 3,365円(2023年1月12日)
配当利回り2.94~3.71%(年初来高値~安値における配当金)
配当金1株24円(2023年3月期)
1株125円※(2024年3月期予想)
決算期3月末日
IR情報https://www.itoham-yonekyu-holdings.com/ir/
公式HPhttps://www.itoham-yonekyu-holdings.com/
伊藤ハム米久HLDGSの概要

(※2023年10月1日に5株を1株に統合したので、2023年3月期は実質的に1株120円の配当)

伊藤ハム米久HLDGSの売上は加工食品事業と食肉事業で構成されています。

2023年3月期加工食品事業食肉事業
売上3,712億円5,471億円
営業利益56億円191億円

営業利益率は高くないものの、毎年安定しており着実な成果を出しています。

伊藤ハム米久HLDGSのおすすめポイント

伊藤ハム米久HLDGSのおすすめポイントは下記です。

  • 設立以来着実な売上を計上中
  • 3年連続増配中
  • 着実に積み上がる利益剰余金

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

設立以来着実な売上を計上中

伊藤ハム米久HLDGSの売上高は設立以来着実に成長中です。

直近2023年3月期の売上高は、設立直後(2017年3月期)の売上高より16%以上増加しています。

2017年3月期(設立直後)2023年3月期
売上高7,925億円9,226億円

さらに2024年3月期の売上予想は、0.8%増の9,300億円と増収を見込んでいます。

3年連続増配中

伊藤ハム米久HLDGSの配当金も設立以来減配なしで推移しています。

さらに2024年3月期は前年比5円の1株125円と増配を計画しており、設立以来の最高額です(普通株式5株を1株にする株式併合換算の比較)。

加えて、株主優待も魅力の一つです。

例えば昨年の優待品は、5,000円相当のハム・ベーコンの詰め合わせ製品でした(条件あり)。

着実に積み上がる利益剰余金

伊藤ハム米久HLDGSの利益剰余金は年々積み上がっています。

直近2023年3月期の利益剰余金は、設立直後より43%近く増加しています。

2017年3月期(設立直後)2023年3月期
利益剰余金980億円1,400億円

利益剰余金は家庭でいう預貯金に相当するお金、企業がためた内部留保金です。

内部留保が充実していると、いざという時のリスクに備えられるのです。

伊藤ハム米久HLDGS株のデメリット

伊藤ハム米久HLDGS株のデメリットは下記です。

  • ここ数年停滞気味の営業利益額
  • 減らない有利子負債

順に説明します。

ここ数年停滞気味の営業利益額

伊藤ハム米久HLDGSの営業利益額は、ここ数年苦戦中です。

2020年3月期2021年3月期2022年3月期2023年3月期
営業利益額
(百万円)
17,26624,01824,61122,994
営業利益額
(%)
2.02.92.92.5

2020年3月期から一旦増加したものの、2021年3月期以降は240億円の壁を越えられていません。

2024年3月期の営業利益予想も230億円と硬めの予想です。

営業利益額が停滞気味の大きな原因は、加工食品事業の原材料価格や光熱費の上昇などです。

伊藤ハム米久HLDGSが直面している厳しい原料時事情
伊藤ハム米久HLDGSが直面している厳しい原料時事情

この状況に対し伊藤ハム米久HLDGSは、商品価格改定、生産性の効率化などで対抗しています。

減らない有利子負債

伊藤ハム米久HLDGSの有利子負債は、ここ数年350億円~500億円を推移しています。

有利子負債とは利息をつけて返却しなければいけない借金で、長期負債と短期負債があります。

財務上の観点からは出来る限り有利子負債は少ない方が好ましいとみなされ、有利子負債が一切ない企業もあります。

しかしながら、伊藤ハム米久HLDGSの有利子負債はあまり減少していません。

その要因は、次の3つと考えられます。

  • 売上数量の増加に伴う原料調達資金
  • 固定資産の取得
  • 事業の譲り受け

ただ、一時期600億円をこえた時もあり、長期的には減っていく傾向にはあります(2019年3月期)。

経営陣も長期的に減らす施策を行っていくと思われます。

伊藤ハム米久HLDGSの株価の推移(チャート)

伊藤ハム米久HLDGSの株価の推移は下記です。

伊藤ハム米久HLDGSの株価チャート
株探プレミアムより

長い間株価はほとんど動きませんでしたが、直近でやや上昇傾向になりつつあります。

執筆時でPER15.3倍、PBR0.84倍とやや割高ですが、今から購入してもまだまだ問題ないと思われます。

伊藤ハム米久HLDGS株の配当金、配当利回り、配当性向

伊藤ハム米久HLDGS株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 設立以来減配なし
気になる点
  • 特になし
配当金
(1株あたり)
配当
利回り
配当
性向
2017年
3月期
17.0円1.49
~2.41%
28.0%
2018年
3月期
17.0円1.53
~1.97%
31.9%
2019年
3月期
17.0円1.63
~2.79%
47.5%
2020年
3月期
17.0円2.23
~3.35%
43.9%
2021年
3月期
21.0円2.67
~3.58%
30.6%
2022年
3月期
23.0円2.96
~3.65%
35.2%
2023年
3月期
24.0円3.23
~3.82%
40.8%
2024年
3月期
(予想)
25円(調整前)
※調整後は125円
47.5%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。2023年10月1日付で、普通株式5株を1株にする株式併合を行っています。そのため、2024年度3月期通期予想は調整前の株価です(実際は125円/株予想)。

伊藤ハム米久HLDGSは、積極的な株主還元を行っています。

配当額も設立依頼、減配なしで継続しています。

2021年3月期から直近まで連続3期増配中、さらに2024年3月期予想も1円増配の25円です(2023年10月1日に普通株式5株を1株にする株式併合前の換算値で比較)。

配当利回りも3%台を確保し、今後も配当性向40%を目途に安定的に増配していく方針です(剰余金の配当に関するお知らせ)。

伊藤ハム米久HLDGS株の配当金がもらえるのはいつ?

伊藤ハム米久HLDGSの配当時期は下記です。

配当日(権利確定日)権利付き最終日
※この日までに買うと配当金が受け取れる
権利落ち日
※この日に購入しても直近の配当には間に合わない
2024年3月29日(金)
次回期末配当
2024年3月27日(水)2024年3月28日(木)
2024年9月30日(月)
次回中間配当
2024年9月26日(木)2024年9月27日(金)
配当時期

※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。

伊藤ハム米久HLDGS株に株主優待はある?

伊藤ハム米久HLDGSの株主優待内容は下記です。

株数内容権利確定月
200株5,000円相当の自社グループ商品3月末日
株主優待の内容

株主優待(伊藤ハム米久ホールディングスウェブサイトより)

伊藤ハム米久HLDGSの売上、利益の推移

伊藤ハム米久HLDGSの売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • 安定した売上高
気になる点
  • やや伸び悩む営業利益額
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2017年
3月期連結
792,56421,45524,88418,03819,811
2018年
3月期連結
831,86521,56224,42315,78414,432
2019年
3月期連結
850,72114,49415,67910,5889,506
2020年
3月期連結
852,45017,26619,53411,43910,658
2021年
3月期連結
842,67524,01827,00020,20425,209
2022年
3月期連結
854,37424,61128,59619,11821,979
2023年
3月期連結
922,68222,99426,04416,97518,262
2024年
3月期連結
※通期予想
930,00023,00025,00015,000
売上、利益の推移

伊藤ハム米久HLDGSの売上高は8,000億円以上を安定して計上しています。

特に2023年度3月期の売上高は設立以来初めて9,000億円を超えました。

さらに2024年度3月期予想も強気です。

伊藤ハム米久HLDGSの売上推移
伊藤ハム米久HLDGSの売上推移

売上高が伸長している理由は、加工食品事業における積極的なテレビコマーシャルの投入と食肉事業における外食需要の回復です。

  • 冷凍食品の強化
  • ノンミート商品の定着
  • ヘルスケア事業の強化

将来の種まきとして、次の新規展開も開始しており、さらなる売上増も期待できます。

伊藤ハム米久HLDGSの財務状況

伊藤ハム米久HLDGSの財務状況です。

良い点
  • 積み上がる利益剰余金
気になる点
  • 減らない有利子負債
利益剰余金
(百万円)
現金および預金
(百万円)
自己資本
比率
有利子負債
(百万円)
有利子負債
比率
2017年
3月期連結
98,00553,08756.9%47,15722.2%
2018年
3月期連結
96,28929,58558.1%46,43021.2%
2019年
3月期連結
96,30134,94456.6%60,42527.1%
2020年
3月期連結
101,79242,07258.5%49,93121.9%
2021年
3月期連結
116,98950,95262.7%36,57614.8%
2022年
3月期連結
129,80547,99163.4%35,12313.4%
2023年
3月期連結
140,06622,73661.5%42,63415.9%
財務状況

伊藤ハム米久HLDGSの利益剰余金は年々積み上がっています。

2023年3月期の利益剰余金(140,066百万円)は同期の営業利益額(22,994百万円)の6倍以上、余裕の資金を内部に保有しています。

伊藤ハム米久HLDGSの利益剰余金推移
伊藤ハム米久HLDGSの利益剰余金推移

ただ、企業の借金である有利子負債がここ数年350億円~500億円の間を推移しています。

有利子負債は利息を伴う負債であることから、ないに越したことはありません。

しかしながら一時期600億円以上抱えていた時期(2019年3月期通期)があったことを考えると、長期的には減少傾向です。

伊藤ハム米久HLDGSのキャッシュフロー

伊藤ハム米久HLDGSのキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 営業キャッシュフローがプラス
  • 積極投資を実施
気になる点
  • 特になし
現金及び現金同等物
の期首残高
(百万円)
営業キャッシュフロー
(百万円)
投資キャッシュフロー
(百万円)
財務キャッシュフロー
(百万円)
現金及び現金同等物の
期末残高
(百万円)
2017年
3月期連結
30,45921,187△8,756△8,99652,785
2018年
3月期連結
52,7855,521△8,183△20,00429,284
2019年
3月期連結
29,28415,114△19,87910,08434,643
2020年
3月期連結
34,64331,847△7,855△16,39041,771
2021年
3月期連結
41,77140,862△10,837△21,09750,651
2022年
3月期連結
50,65118,473△11,251△10,65347,690
2023年
3月期連結
47,6903,947△22,926△6,84422,359
キャッシュフロー

伊藤ハム米久HLDGSのキャッシュフローは、健全型のパターンを示しています。

プラスの営業キャッシュフローは、純利益の増加、マイナスの投資キャッシュフローは固定資産の取得及び事業の譲受、マイナスの財務キャッシュフローは、自己株式の取得です。

伊藤ハム米久HLDGSのキャッシュフロー
伊藤ハム米久HLDGSのキャッシュフロー

トータルとして現金及び現金同等物の期末残高が減少していますが、営業キャッシュフローのプラスを維持しながら投資を行っているので健全型の積極投資パターンと言えるのです。

伊藤ハム米久HLDGS株の評判

SNS上での伊藤ハム米久HLDGS株の評判です。

伊藤ハム米久HLDGSは安定した銘柄なので、人気がありますね。

伊藤ハム米久HLDGS株の購入方法

伊藤ハム米久HLDGS株を購入するなら、下記3社がおすすめです。

証券会社単元未満株
買い手数料
単元未満株
売り手数料
1
SBI証券
無料無料
2
マネックス証券
無料約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
3
auカブコム証券
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料

国内株式売買手数料「SBI証券」

SBI証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
無料
NISA口座
取扱銘柄東証ほぼ全て
注文時間24時間対応

SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。

ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。

取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。

取引アプリが使いやすい「マネックス証券」

マネックス証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間一部制限あり

マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。

個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。

現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。

2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。

豊富な自動売買ツールがある「auカブコム証券」

auカブコム証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間24時間対応

auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。

単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。

また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。

高配当日本株を単元未満(1株単位)で買いたい方におすすめのネット証券会社10選

伊藤ハム米久HLDGSのIRニュース

独自判断ですが、株価に関係がありそうな伊藤ハム米久HLDGSの直近のIRニュースをまとめました。

※いまのところ特にありません。

伊藤ハム米久HLDGS株のよくある質問

伊藤ハム米久HLDGS株についてのよくある質問をまとめました。

  • 国内における食肉分野の市場が縮小していますが、伊藤ハム米久HLDGSが採用している今後の新規開拓戦略について教えて下さい。
  • 伊藤ハム米久HLDGSには加工食品事業と食肉事業があるそうですが、それぞれのビジネス状況を教えて下さい。
国内における食肉分野の市場が縮小していますが、伊藤ハム米久HLDGSが採用している今後の新規開拓戦略について教えて下さい。
伊藤ハム米久HLDGSでは「冷凍食品事業の強化」「海外展開の強化」「副産物のヘルスケア分野への展開」「ノンミート商品の拡充」という挑戦を進めています。特に2017年に伊藤ハム米久HLDGSが完全子会社化したニュージーランドの食肉加工品の製造及び販売企業ANZCO FOODSを通じた海外展開と副産物のヘルスケア分野への展開は、飽和した日本の食肉市場からの脱却を図る重要な新規事業展開です。
伊藤ハム米久HLDGSには加工食品事業と食肉事業があるそうですが、それぞれのビジネス状況を教えて下さい。
伊藤ハム米久HLDGSの加工食品事業は、ハム・ソーセージ、調理加工食品などの製造・販売、食肉事業は、食肉の生産・処理加工および販売です。加工食品事業の2023年3月期(通期)の売上と利益はそれぞれ371,165百万円と5,954百万円、食肉事業の同期の売上と利益はそれぞれ547,145百万円と21,465百万円です。営業利益率は食肉事業の方が2倍以上高い3.9%となっています。

S(5点)A(4点)B(3点)C(2点)D(1点)
配当
利回り
年初来高値から算出した
配当利回り5%以上
年初来高値から算出した
配当利回り4%以上
年初来高値から算出した
配当利回り3%以上
年初来高値から算出した
配当利回り2%以上
年初来高値から算出した
配当利回り2%未満
配当性向30%以上
40%未満
20%以上30%未満
40%以上60%未満
10%以上20%未満
60%以上80%未満
5%以上10%未満
80%以上100%未満
5%未満
100%以上
企業規模最大手に対して売上50%まで最大手に対して
売上20%まで
最大手に対して
売上10%まで
最大手に対して
売上5%まで
最大手に対して
売上5%未満
キャッシュリッチ有利子負債ゼロ現金が有利子負債に対して100%以上現金が有利子負債に対して50%以上現金が有利子負債に対して25%以上現金が有利子負債に対して25%未満
直近10年増配回数
(対前年)
7回以上5回以上7回未満3回以上5回未満1回以上3回未満0回
直近10年減配回数
(対前年)
0回1回以上3回未満3回以上5回未満5回以上7回未満7回以上
高配当
総合評価
全ての数値の合計が25以上全ての数値の合計が20以上25未満全ての数値の合計が15以上20未満全ての数値の合計が10以上15未満全ての数値の合計が10未満

総合評価について

S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点

※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価

※増配、減配はそれぞれの合計を2分の1した評価(小数点切り上げ)

※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
高配当
評価
(S~D)
配当利回り
※注
配当性向企業規模キャッシュリッチ直近10年増配回数
(対前年)
直近10年減配回数
(対前年)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
アクシーズ
(1381)
BC
2.90%
~3.36%
S
38.4%
DAA
(6回)
S
(0回)
期末:2024年6月26日
中間:なし
ホクリヨウ
(1384)
AB
3.31%
~5.70%
A
22.7%
SAA
(6回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:なし
日東富士製粉
(2003)
AB
3.51%
~4.18%
A
40.2%
CAS
(8回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
中部飼料
(2053)
BC
2.91%
~3.37%
D
121.4%
SDA
(6回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
フィード・ワン
(2060)
BC
2.99%
~3.79%
C
92.6%
SDB
(3回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
東洋精糖
(2107)
AA
4.37%
~11.83%
A
41.6%
CSB
(3回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
DM三井製糖HD
(2109)
AA
3.67%
~6.16%
A
48.9%
SBA
(6回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
フジ日本精糖
(2114)
BC
2.31%
~6.16%
A
27.3%
BAB
(3回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
ウェルネオシュガー
(2117)
AA
4.15%
~5.63%
D
182.8%
ABB
(4回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
柿安本店
(2294)
AA
4.15%
~5.63%
A
40.4%
DSS
(7回)
A
(1回)
期末:2024年4月25日
中間:無し
伊藤ハム米久HLDGS
(2296)
AC
2.94%
~3.71%
A
40.8%
SBB
(3回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:無し
キリンHD
(2503)
AB
3.07%
~3.62%
A
51.1%
SDS
(8回)
S
(0回)
期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
日清オイリオ
(2602)
BC
2.72%
~3.96%
S
34.9%
SDB
(4回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
大冷
(2883)
BC
2.88%
~3.26%
S
34.6%
DAC
(1回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:なし
日本食品化工
(2892)
AA
4.5%
~7.68%
S
34%
SDA
(5回)
B
(4回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
AA
4.87%
~7.41%
B
75.4%
SBS
(8回)
A
(1回)
期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
イフジ産業
(2924)
BC
2.38%
~5.16%
A
25.8%
DAS
(7回)
B
(3回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

まとめ:伊藤ハム米久HLDGSは業界最大手クラスで安定した利益を見込める会社です

本記事をまとめます。

今回は伊藤ハム米久HLDGS株について分かりやすく解説いたしました。

  • 設立以来着実な売上を計上
  • 3年連続増配中
  • 着実に積み上がる利益剰余金

伊藤ハム米久HLDGSは、2016年に伊藤ハムと米久が合併して設立されました。

食肉加工品、食肉、調理加工食品、惣菜類の製造及び販売などを事業展開しています。

ここ数年の売上は好調で、2021年3月期から2期連続伸長中です。

直近2023年度の売上は約9,227億円、2024年3月期は9,300億円が予想されています。

積極的に株主還元も実施しており配当性向は「30~50%の範囲で40%を目途に安定的に増配していく方針」とのことです。

また、財務状況も堅強で利益剰余金も積み上がっています。

積極的な投資を行いグローバルへ進出にも狙いを定める伊藤ハム米久HLDGS株は、長期的に見て期待がもてる銘柄です。

本記事を読んでいただき投資の参考にしていただければ幸いです。

おすすめの証券会社で伊藤ハム米久HLDGS株を1株から購入してみる

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。