日本食品化工株(2892)は高配当?おすすめポイントやデメリットを解説

株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。

悩んでいる人
悩んでいる人

日本食品化工という会社が高配当と聞きました。あまり聞いたことない企業なんですが、どういったことをやっているのか知りたいです。分かりやすく教えてください。

こんなお悩みを解決します。

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。

本記事の内容
日本食品化工とは
日本食品化工株のおすすめポイント
日本食品化工株のデメリット
日本食品化工の株価の推移(チャート)
日本食品化工株の配当金、配当利回り、配当性向
日本食品化工の配当金はいつもらえる?
日本食品化工の売上、利益の推移
日本食品化工の財務状況
日本食品化工のキャッシュフロー
日本食品化工株の評判
日本食品化工株の購入方法
日本食品化工のよくある質問
日本食品化工株以外のおすすめ高配当銘柄

記事の執筆者

CFP®(申請中)、AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

リスクの少ない運用を実施中。

高配当日本株や米国株をはじめ、投資の勉強のためREIT、金、FX、仮想通貨などあらゆる資産を保有。

michi(みち)
です。

今回は日本食品化工株について解説いたします。

日本食品化工株のおすすめポイントは下記です。

  • 売上が伸びている
  • 配当金が増えている
  • とうもろこし加工会社における3大メーカーの1つである
  • 親会社が三菱商事
  • 取引先が大手企業

日本食品化工の取引先は飲食関係が多数を占めています。

コロナ禍で人流が停滞してしまい、売上利益ともにダメージを受けてしまいましたが、現在回復しつつありますね。

特に2022年11月ごろから株価が上昇し、今なお上がり続けています。(執筆時)

私も株を保有していますよ。

日本食品化工株の中間決算関係書類

今回はおすすめポイントだけではなく、デメリットもしっかり書いております。

日本食品化工の製品はコロナ禍明けで、今後さらなる需要増が期待できますので、最後までご覧いただけるとありがたいです。

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日本食品化工とは

まずは日本食品化工の概要を説明いたします。※執筆当時のデータです。

上場会社名日本食品化工株式会社
上場取引所東京証券取引所スタンダード市場(旧東証二部)
コード番号2892
本社所在地〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 丸の内北口ビル20階
創業1948年(昭和23)年7月
設立1948年(昭和23年)7月
事業内容とうもろこし等の加工製品およびその二次加工製品の製造販売
代表者代表取締役社長 荒川 健
資本金16億円
年商646億1,200万円(2023年3月期)
年初来高値4,440円 (2023年11月29日)
年初来安値2,604円(2023年5月18日)
配当利回り4.5~7.68%(年初来高値~安値における配当金)
配当金1株180円(2023年3月期)
1株125円→200円(2024年3月期予想)
決算期3月31日
IR情報https://www.nisshoku.co.jp/ir/
公式HPhttps://www.nisshoku.co.jp/
日本食品化工とは

日本食品化工はとうもろこしの2次加工を主要産業としています。

コーンスターチ(食用でん粉)や段ボールや製紙に使う接着強度を上げるでん粉、薬を飲みやすくする添加物などを製造しています。

取引先は企業が中心のため、普段目にすることは無いですが、キリンビールやコカ・コーラといった大手にも卸しているため、知らないうちに口にしている人が多いのではないでしょうか。

同業種では上場企業は他に無いと思われるため、次に説明するおすすめポイントやデメリットをご覧いただき購入の参考にしてください。

日本食品化工のおすすめポイント

日本食品化工のおすすめポイントは下記です。

  • 売上が伸びている
  • 配当金が増えている
  • とうもろこし加工会社における3大メーカーの1つである
  • 親会社が三菱商事
  • 取引先が大手企業

それぞれ分かりやすく説明していきますね。

売上、利益が伸びている

日本食品化工の2023年通期売上、利益はここ10年でトップの数値で着地しました。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結60,3931,4221,6481,2301,003
2015年3月期連結56,234640874617627
2016年3月期連結55,3508001,025736450
2017年3月期連結50,5962,0292,5631,9772,101
2018年3月期連結48,1961,0381,124997
2019年3月期連結46,95927397283
2020年3月期連結45,26511284238
2021年3月期連結45,0601,5181,6731,229
2022年3月期連結50,6101,5041,8591,370
2023年3月期連結64,6123,5403,3412,605
2024年3月期
第二四半期まで
36,1232,2173,0152,577
2024年3月期連結
予想
66,000→66,5001,800→3,0002,000→3,3001,700→2,700
売上、利益の推移
  • 2023年売上:642億円
  • 2023年営業利益:35億円

なお、執筆時では24年3月期第2四半期が過ぎており、予想を超えたペースで結果を出しています。

特に営業利益では通期予想で18億円としていますが、第二四半期で22億円を達成したので上方修正されました。

売上、利益増のおもな理由は下記です。

  • コロナウィルスによる行動制限の緩和が行われた結果、経済活動の流れが正常化された。(飲食店の営業時間が戻りつつある、外出機会が増えたのでジュースなどの飲料水を飲む量も増えたなど)
  • 円安で製造費用が高騰したので、販売単価を見直した。(アメリカからのトウモロコシの輸入など)

売上が上がってもコストも上がってしまったら利益は出ないのでは?と思われるかもしれませんが、2023年の営業利益は35億円と過去10年で最高です。

これから経済活動がさらに正常化されるにつれ、需要が増えるのは分かり切っているのでかなり期待できますね。

配当金が増えている

売上増加に伴い、2023年は配当金も増えています。

配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2010年3月100円2.5~6.9%17.39%
2011年3月25円0.7~1.2%1118.18%
2012年3月25円1.1~1.6%34.55%
2013年3月65円3.2~4.2%29.7%
2014年3月50円2.5~3.0%20%
2015年3月25円1.2~1.5%19.9%
2016年3月35円1.6~1.9%23.4%
2017年3月120円3.3~6.9%29.9%
2018年3月67.5円2.2~3.0%33.3%
2019年3月25円1.0~1.6%43.3%
2020年3月25円1.5~2.5%51.5%
2021年2月85円3.8~7.4%34.0%
2022年3月100円5.2~6.1%35.9%
2023年3月180円4.76~10.74%34.0%
2024年3月
予想
125円→200円4.5~7.68%35.5%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

2023年は1株当たり180円と過去最高の配当金となりました。

配当利回りも4.76%~10.74%と驚異的な数字です。

2024年は1株125円と減配予定でしたが、2023年10月31日125円→200円の配当修正になりました。

※業績予想の修正並びに剰余金の配当(中間配当)及び配当予想の修正に関するお知らせ

直近では株価が急速に上昇していますが、PER、PBRはともにまだまだ割安を示しているので、買い時とも言えますね。

PER:7.3倍(執筆時)

PBR:0.8倍(執筆時)

Price Earnings Ratioの略。

株価が1株あたり純利益の何倍になっているかを示す値のこと。

値が低いほうが割安、高いほうが割高です。

業種により違いますが、一般的にはPER15倍が目安とされています。(15倍より低ければ割安、高ければ割高)

PERの計算式

PER=株価÷1株当たりの純利益

Price Book-value Ratioの略。

株価が1株当たりの純資産の何倍になっているかを示す値のこと。

値が低いほうが割安、高いほうが割高です。

業種により違いますが、一般的にはPBR1倍が目安とされています。(1倍より低ければ割安、高ければ割高)

PBRの計算式

PBR=株価÷1株当たりの純資産

とうもろこし加工会社における3大メーカーの1つである

日本食品化工はとうもろこし加工会社における3大メーカーの1つです。

日本食品化工株式会社(東証スタンダード上場)

日本コーンスターチ株式会社(非上場企業)

加藤化学(非上場企業)

日本食品化工の主要事業であるコーンスターチは例えば下記のようなものに利用されています。

  • ビールなどのアルコール飲料。
  • プリンなどのゲル化剤。
  • 揚げ衣やとろみを出す。

私たちの生活とは切っても切り切れない関係なのはもちろん、日本の最大手企業のため体力があります。

実際にコロナが最も流行った2019年~2020年のときも利益はしっかり残しています。

  • 2019年営業利益:2,700万円※コロナ禍
  • 2020年営業利益:1,100万円※コロナ禍
  • 2021年営業利益:15億1,800万円
  • 2022年営業利益:15億400万円
  • 2023年営業利益:35億円

世界が元に戻りつつあるとはいえまだまだ不況の中、日本食品化工は安心できる企業ですよね。

親会社が三菱商事

日本食品化工単体で見てもかなり強い会社ですが、親会社があの三菱商事なのも安心材料です。

三菱商事とは
  • 大手総合商社
  • 東証プライム上場(コード番号8058)
  • 連結売上高約21兆円、営業利益約9,500億円、キャッシュ(現金)約1兆6,000億円(2023年3月期)

あまりにも有名すぎて説明する必要はないですよね。

ちなみに資金繰りもグループ企業から行っているため、銀行などの金融機関で借りるよりも低金利である可能性が高いです。

当社の資本の財源及び資金の流動性については、製造設備の更新及び製品品質向上に係る工事等の支出に対し、その資金としては主としてグループファイナンスの活用によっております。

2022年3月期有価証券報告書より引用

万全の体制で企業運営しているので、安心できる材料と言えますね。

日本食品化工株のデメリット

日本食品化工株のデメリットは下記です。

  • 海外売上が少ない。
  • キャッシュ(現金)が少ない。
  • ウクライナ、ロシア戦争の影響による原材料の高騰。
  • 円安によるとうもろこしの輸入価格の上昇。

順に解説していきます。

海外売上が少ない

日本食品化工の売上比率はほぼ国内です。

唯一あるのがタイを拠点にしたAMSCO(Asia Modified Starch Co,Ltd)事業ですが、今のところ技術提供によるロイヤリティのみなので、資料からは海外売上があるかは分かりませんでした。

しかしながら中期経営計画2022-24年度 中経2024でも示されているように、今後は海外市場の開拓も行っていくので、さらなる売上の拡大が期待できます。

キャッシュ(現金)が少ない

日本食品化工は売上650億円に対して保有現金が4億円とやや心もとないです。

コロナ禍における売上低迷も原因ですが、設備投資代が毎年多額なのもネックですね。

しかしながら売掛金は160億円ほどあり、借入金や買掛金をほぼ全額返せるくらいです。

親会社も三菱商事、かつ系列会社から低金利で借りられるので、現金が少なくても問題ないと思われます。

ウクライナ、ロシア戦争の影響による原材料の高騰

ウクライナ、ロシア戦争による原材料高騰も問題点として挙げられます。

日本食品化工はとうもころしを利用していますが、肥料に使われる3大要素「尿素(窒素質肥料)」「リン酸」「加里」の主要産国の1つがロシアです。

尿素(窒素室肥料)、リン酸、加里の主要産国
肥料をめぐる情勢について(農林水産省HPより)
りん鉱石、加里鉱石の産出量及び経済埋蔵量
肥料をめぐる情勢について(農林水産省HPより)

肥料が高騰するということは、とうもころしの値段も上がる理屈ですね。

厳しい状況ですが、直近の対応として製品価格の見直しが功を奏し、売上増につながっています。

michi
michi

売上だけではなく、利益も一定以上しっかり確保しています。

円安によるとうもろこしの輸入価格の上昇

日本食品化工が使うとうもころしのほとんどは、アメリカからの輸入品です。

ドル円チャート(外為どっとコムより)

上記見て分かる通り、今は円安ドル高のため輸入価格が上昇し続けています。

2022年9月22日に政府の為替介入でおちつきましたが、また最近円安が進み始めています。

今の日本の成長力を考えるとこの流れを止めるのは難しいので、海外売上をいかに上げるかが課題になりますね。

日本食品化工ではAMSCO事業を中心にして、今度海外展開をさらにしていく予定なので売上も期待できそうです。

日本食品化工の株価の推移(チャート)

日本食品化工の株価の推移は下記です。

日本食品化工の株価チャート
株探プレミアムより

日本食品化工の株価は2022年10月31日の売上、配当金上方修正発表により上げ続けています。(業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ

執筆時でPER7.3倍、PBR0.8倍とまだまだ割安、かつ上り調子なのでタイミング的にも買いやすいですね。

日本食品化工株の配当金、配当利回り、配当性向

日本食品化工株の配当金、配当利回り、配当性向は下記です。

良い点
  • 2023年3月の配当金が近年で最高の1株当たり180円。
  • 2024年の配当予想は125円→200円の修正。
気になる点
  • 金額が安定しない。
配当金(1株あたり)配当利回り配当性向
2010年3月100円2.5~6.9%17.39%
2011年3月25円0.7~1.2%1118.18%
2012年3月25円1.1~1.6%34.55%
2013年3月65円3.2~4.2%29.7%
2014年3月50円2.5~3.0%20%
2015年3月25円1.2~1.5%19.9%
2016年3月35円1.6~1.9%23.4%
2017年3月120円3.3~6.9%29.9%
2018年3月67.5円2.2~3.0%33.3%
2019年3月25円1.0~1.6%43.3%
2020年3月25円1.5~2.5%51.5%
2021年2月85円3.8~7.4%34.0%
2022年3月100円5.2~6.1%35.9%
2023年3月180円4.76~10.74%34.0%
2024年3月
予想
125円→200円4.5~7.68%35.5%
目標
配当金、配当利回り、配当性向

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

2023年は1株180円とここ最近では最も高い配当金になりました。

配当性向も34.0%と無理をしていないことも分かりますね。

税引き後純利益の中から、どれだけ配当金を出したかを見る指標。

配当性向が低い
  • 利益を企業が成長するための投資に回している。
  • 単純に貯めこんでいる。
配当性向が高い
  • 株主還元をしっかり行っている。
  • 利益が低いのにムリをしている場合も。※100%を超えると利益以上の配当金を出していることになるので、借り入れ等しなければならないこともある。

計算式

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの税引き後当期純利益×100

2024年は1株125円と減配予想でしたが、125→200円の配当修正が決まったので、さらにおすすめできます。

日本食品化工の配当金がもらえるのはいつ?

日本食品化工配当時期は下記です。

配当日(権利確定日)権利付き最終日
※この日までに買うと配当金が受け取れる
権利落ち日
※この日に購入しても直近の配当には間に合わない
2024年3月29日(金)
次回期末配当
2024年3月27日(水)2024年3月28日(木)
2024年9月30日(月)
次回中間配当
2024年9月26日(木)2024年9月27日(金)
配当時期

※入金は、配当日(権利確定日)以降、2~3か月後になります。

日本食品化工の配当は前年までは期末で一括でしたが、今期からは中間配当も予定しています。

2022年11月頃からの株価の伸びが顕著なので、今後も期待できますね。

日本食品化工の売上、利益の推移

日本食品化工の売上、利益の推移は下記です。

良い点
  • コロナ明けで売上、利益を戻してきている。
  • 2023年売上はここ最近では最高の646億円。
気になる点
  • 特になし。
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
包括利益
(百万円)
2014年3月期連結60,3931,4221,6481,2301,003
2015年3月期連結56,234640874617627
2016年3月期連結55,3508001,025736450
2017年3月期連結50,5962,0292,5631,9772,101
2018年3月期連結48,1961,0381,124997
2019年3月期連結46,95927397283
2020年3月期連結45,26511284238
2021年3月期連結45,0601,5181,6731,229
2022年3月期連結50,6101,5041,8591,370
2023年3月期連結64,6123,5403,3412,605
2024年3月期
第二四半期まで
36,1232,2173,0152,577
2024年3月期連結
予想
66,000→66,5001,800→3,0002,000→3,3001,700→2,700
売上、利益の推移

売上、利益についてはコロナ禍で低迷したものの、現在は回復傾向にあり2023年は近年では最高になりました。

24年の予想は硬めでしたが、第2四半期までの結果が良かったので、上方修正されました。

取引先は飲食関係が多いため、今後はさらに需要が増えることが簡単に想像できますよ。

日本食品化工の財務状況

日本食品化工の財務状況です。

良い点
  • 有利子負債が近年激減している。
気になる点
  • 現金及び預金が少ない
利益剰余金(百万円)現金および預金(百万円)自己資本比率有利子負債(百万円)有利子負債比率
2015年3月期連結18,44136443.4%13,01070.9%
2016年3月期連結19,0541,54543.2%13,01069.6%
2017年3月期連結20,8591,04749.1%9,41045.7%
2018年3月期連結18,79819851.7%6,30033.9%
2019年3月期連結18,75022754.2%5,82931.4%
2020年3月期連結18,86622154.2%6,51134.8%
2021年3月期連結19,97317755.0%4,90024.6%
2022年3月期連結20,92519853.1%7,48835.6%
2023年3月期連結23,61641148.8%10,99348.4%
財務状況

日本食品化工の財務状況は正直可もなく不可もなくといったところですが、有利子負債が近年減ってきているのは好材料です。

現金及び預金が少ないですが2024年3月期も業績は好調なので、今後は期待できるのではないかと思われます。

日本食品化工のキャッシュフロー

日本食品化工のキャッシュフローは下記です。

良い点
  • 現金は少ないが売掛金が多い。
気になる点
  • キャッシュ(現金)が少ない。
営業キャッシュフロー(百万円)投資キャッシュフロー(百万円)財務キャッシュフロー(百万円)現金等(百万円)
2014年3月期連結2,102△2,079△481609
2015年3月期連結△524755△476364
2016年3月期連結5,486△4,146△1591,545
2017年3月期連結6,843△3,531△2,0311,047
2018年3月期連結2,8902△3,741198
2019年3月期連結1,059△188△842227
2020年3月期連結2,455△2,978516221
2021年3月期連結3,854△2,121△1,776177
2022年3月期連結292△2,4092,138198
2023年3月期連結△533△2,2372,982411
キャッシュフロー

キャッシュフローについては現金が少ないところがマイナスポイントです。(2023年3月期で約4億円)

ただしその分売掛金が多いので、回収すれば問題ないと思われます。(2023年3月期で約160億円)

さらに一定以上の売上があり、親会社である三菱商事の系列会社から低金利で借りられるため倒産することはまず無いと考えられますね。

人流の回復による今後の需要を考えると、キャッシュも安定しそうです。

ちなみに2023年3月期の営業キャッシュフローはマイナスですが、これは来期の需要増を見越しての棚卸資産増(仕入れが増えた)によるものと考えられるので、2024年期は売上増、利益増が見込まれるのではないかと思われます。

日本食品化工株の評判

SNS上での日本食品化工株の評判です。

株価が上がり続けており、配当金も上方修正しているため人気がありますね。

日本食品化工株の購入方法

日本食品化工株を購入するなら、下記3社がおすすめです。

証券会社単元未満株
買い手数料
単元未満株
売り手数料
1
SBI証券
無料無料
2
マネックス証券
無料約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
3
auカブコム証券
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料

国内株式売買手数料「SBI証券」

SBI証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
無料
NISA口座
取扱銘柄東証ほぼ全て
注文時間24時間対応

SBI証券は2023年9月30日より、単元未満株を含む国内株式売買手数料が完全無料になりました。

ネット証券口座で1,000万口座を突破している、最も人気のある証券会社です。

取引銘柄数も東証ほぼ全てに対応しており、単元未満株ではおすすめNo.1口座と言えます。

取引アプリが使いやすい「マネックス証券」

マネックス証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間一部制限あり

マネックス証券は国内で有数のネット証券会社です。

個人的な所感ではアプリなどのツールはマネックス証券が使いやすいので、おすすめの証券会社ですよ。

現在は買い手数料は無料で、売り手数料のみかかります。

2024年から始まった新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株の取引銘柄もほぼすべての上場企業なので、銘柄をきちんと選んで取引ができます。

豊富な自動売買ツールがある「auカブコム証券」

auカブコム証券
単元未満株
買い手数料
無料
単元未満株
売り手数料
約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
NISA口座約定代金の0.55%
※最低手数料52円
新NISAでの取引は無料
取扱銘柄東証、名証ほぼ全て
注文時間24時間対応

auカブコム証券はMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)を親会社に持つネット証券会社です。

単元未満株の手数料は無料ではないため割高に感じますが、自動売買ツールが豊富のため色々な取引方法を試したい方に向いている証券会社です。

また、マネックス証券と同じく2024年からの新NISA口座で取引する場合は買い、売り共に手数料無料になります。

単元未満株でおすすめの証券会社をすべて見たい方は下記をご覧ください。

高配当日本株を単元未満(1株単位)で買いたい方におすすめのネット証券会社10選

日本食品化工株のよくある質問

日本食品化工株についてのよくある質問をまとめました。

  • 日本食品化工の株価はこれからも上がるのか?
  • とうもころしの価格は下がらないの?
  • 同業種でおすすめの株は?
日本食品化工の株価はこれからも上がるのか?
株価の変動に絶対はありませんが、コロナ禍明けの人流の戻りによる経済活動の回復の可能性が高いため、飲食の需要増を含め上がる可能性は高いのではないかと思っています。
とうもろこしの価格は下がらないの?
とうもろこしの価格についてはウクライナ・ロシア戦争の影響が強く、今のところ収束の見込みがないため上がり続ける可能性があります。また円安ドル高による輸入価格の上昇もネックです。しかしながら製品の価格見直しやAMSCO事業における海外売上の構築を目指しているので、今後の見通しは悪くは無いと思われます。
同業種でおすすめの株は?
とうもろこしの2次加工における上場企業は日本食品化工のみと思われます。

S(5点)A(4点)B(3点)C(2点)D(1点)
高配当年初来高値から算出した配当利回り5%以上年初来高値から算出した配当利回り4%以上年初来高値から算出した配当利回り3%以上年初来高値から算出した配当利回り2%以上年初来高値から算出した配当利回り2%未満
企業規模最大手に対して売上50%まで最大手に対して売上20%まで最大手に対して売上10%まで最大手に対して売上5%まで最大手に対して売上5%未満
キャッシュリッチ有利子負債ゼロ現金が有利子負債に対して100%以上現金が有利子負債に対して50%以上現金が有利子負債に対して25%以上現金が有利子負債に対して25%未満
配当性向30%以上40%以下20%以上30%未満
40%以上60%未満
10%以上20%未満
60%以上80%未満
5%以上10%未満
80%以上100%未満
5%未満
100%以上
グローバル売上比の70%以上が海外売上比の50%以上が海外売上比の40%以上が海外売上比の10%以上が海外売上比の10%未満が海外
総合評価全ての数値の合計が25以上全ての数値の合計が20以上25未満全ての数値の合計が15以上20未満全ての数値の合計が10以上15未満全ての数値の合計が10未満

総合評価について

S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点

※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価

※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
総合評価
(S~D)
配当利回り
※注
配当金
(1株あたり)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
明豊ファシリティワークス
(1717)
A3.85%
~4.63%
32円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
安藤・間
(1719)
A5.17%
~7.32%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
鹿島建設
(1812)
B2.89%
~4.82%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
奥村組
(1833)
B4.74%
~7.67%
225円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
イチケン
(1847)
A5.30%
~5.76%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日東富士製粉
(2003)
B3.56%
~4.17%
176円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本食品化工
(2892)
B→A4.50%
~7.68%
125円→200円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
A4.87%
~7.41%
188円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
武田薬品工業
(4502)
A4.04%
~4.69%
188円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ENEOSホールディングス
(5020)
B3.78%
~5.11%
22円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOYO TIRE
(5105)
A4.16%
~6.17%
55円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本カーボン
(5302)
B4.30%
~5.13%
200円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
中山製鋼所
(5408)
B3.15%
~5.03%
38円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
モリ工業
(5464)
B3.10%
~4.82%
130円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
ARE
ホールディングス
(5857)
A4.46%
~4.96%
90円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本エアーテック
(6291)
A4.73%
~6.34%
60円期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
日本ピラー工業
(6490)
B2.47%
~4.48%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
MS-Japan
(6539)
B4.63%
~5.89%
56円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
帝国通信工業
(6763)
B3.84%
~5.20%
70円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
TOA
(6809)
A4.69%
~6.19%
40円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
日本セラミック
(6929)
B3.53%
~4.48%
100円期末:2023年12月27日×
いすゞ自動車
(7202)
S3.87%
~5.59%
72円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
オーハシテクニカ
(7628)
B3.64%
~4.35%
60円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
バルカー
(7995)
B3.55%
~5.80%
150円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
スクロール
(8005)
A4.40%
~6.93%
48円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
住友商事
(8053)
A4.62%
~6.52%
115円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
稲畑産業
(8098)
S4.06%
~5.76%
120円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
伊藤忠エネクス
(8133)
A4.29%
~5.02%
52円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
三井住友フィナンシャルG
(8316)
A3.83%
~6.29%
250円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
東京海上HD
(8766)
A3.33%
~4.61%
121円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
岩井コスモHD
(8707)
B4.17%
~6.25%
80円
(2023年3月期)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
九州旅客鉄道
(9142)
C3.32%
~4.13%
93円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
日本電信電話
(9432)
B2.79%
~3.37%
5円
※株式を25分割済
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
KDDI
(9433)
B2.91%
~3.53%
140円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
三協フロンテア
(9639)
B3.00%
~5.00%
160円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
イエローハット
(9882)
A3.37%
~3.91%
66円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
蔵王産業
(9986)
B3.70%
~5.81%
100円期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

S(5点)A(4点)B(3点)C(2点)D(1点)
配当
利回り
年初来高値から算出した
配当利回り5%以上
年初来高値から算出した
配当利回り4%以上
年初来高値から算出した
配当利回り3%以上
年初来高値から算出した
配当利回り2%以上
年初来高値から算出した
配当利回り2%未満
配当性向30%以上
40%未満
20%以上30%未満
40%以上60%未満
10%以上20%未満
60%以上80%未満
5%以上10%未満
80%以上100%未満
5%未満
100%以上
企業規模最大手に対して売上50%まで最大手に対して
売上20%まで
最大手に対して
売上10%まで
最大手に対して
売上5%まで
最大手に対して
売上5%未満
キャッシュリッチ有利子負債ゼロ現金が有利子負債に対して100%以上現金が有利子負債に対して50%以上現金が有利子負債に対して25%以上現金が有利子負債に対して25%未満
直近10年増配回数
(対前年)
7回以上5回以上7回未満3回以上5回未満1回以上3回未満0回
直近10年減配回数
(対前年)
0回1回以上3回未満3回以上5回未満5回以上7回未満7回以上
高配当
総合評価
全ての数値の合計が25以上全ての数値の合計が20以上25未満全ての数値の合計が15以上20未満全ての数値の合計が10以上15未満全ての数値の合計が10未満

総合評価について

S5点、A4点、B3点、C2点、D1点にて加点

※高配当は他の項目より優先されるので2倍評価

※増配、減配はそれぞれの合計を2分の1した評価(小数点切り上げ)

※表は右にスクロールできます。

銘柄名
(銘柄をタップすると
詳細にアクセスできます)
高配当
評価
(S~D)
配当利回り
※注
配当性向企業規模キャッシュリッチ直近10年増配回数
(対前年)
直近10年減配回数
(対前年)
配当金の権利付き最終日
(この日までに買うと
配当金が受け取れる)
株主
優待
アクシーズ
(1381)
BC
2.90%
~3.36%
S
38.4%
DAA
(6回)
S
(0回)
期末:2024年6月26日
中間:なし
ホクリヨウ
(1384)
AB
3.31%
~5.70%
A
22.7%
SAA
(6回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:なし
日東富士製粉
(2003)
AB
3.51%
~4.18%
A
40.2%
CAS
(8回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
中部飼料
(2053)
BC
2.91%
~3.37%
D
121.4%
SDA
(6回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
フィード・ワン
(2060)
BC
2.99%
~3.79%
C
92.6%
SDB
(3回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
東洋精糖
(2107)
AA
4.37%
~11.83%
A
41.6%
CSB
(3回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
DM三井製糖HD
(2109)
AA
3.67%
~6.16%
A
48.9%
SBA
(6回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
フジ日本精糖
(2114)
BC
2.31%
~6.16%
A
27.3%
BAB
(3回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
ウェルネオシュガー
(2117)
AA
4.15%
~5.63%
D
182.8%
ABB
(4回)
A
(1回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
柿安本店
(2294)
AA
4.15%
~5.63%
A
40.4%
DSS
(7回)
A
(1回)
期末:2024年4月25日
中間:無し
伊藤ハム米久HLDGS
(2296)
AC
2.94%
~3.71%
A
40.8%
SBB
(3回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:無し
キリンHD
(2503)
AB
3.07%
~3.62%
A
51.1%
SDS
(8回)
S
(0回)
期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
日清オイリオ
(2602)
BC
2.72%
~3.96%
S
34.9%
SDB
(4回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
大冷
(2883)
BC
2.88%
~3.26%
S
34.6%
DAC
(1回)
S
(0回)
期末:2024年3月27日
中間:なし
日本食品化工
(2892)
AA
4.5%
~7.68%
S
34%
SDA
(5回)
B
(4回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×
JT【日本たばこ産業】
(2914)
AA
4.87%
~7.41%
B
75.4%
SBS
(8回)
A
(1回)
期末:2023年12月27日
中間:2024年6月26日
×
イフジ産業
(2924)
BC
2.38%
~5.16%
A
25.8%
DAS
(7回)
B
(3回)
期末:2024年3月27日
中間:2024年9月26日
×

※配当利回りは、その年の最低株価と最高株価をその年の配当金で割って算出しています。

まとめ:日本食品化工は今後の人流回復の波にさらに乗りそうです

本記事をまとめます。

今回は日本食品化工株について分かりやすく解説いたしました。

  • 売上が伸びている
  • 配当金が増えている
  • とうもろこし加工会社における3大メーカーの1つである
  • 親会社が三菱商事
  • 取引先が大手企業

2022年11月あたりから徐々に株価も上がり、今後の人流の回復における飲食の需要増でさらに売上が増える可能性も高いです。

もちろん株に絶対はありませんが、おすすめの1つではないかと考えています。

今回は以上です。

おすすめの証券会社で日本食品化工株を1株から購入してみる

注意

本記事の内容はあくまで個人的見解です。投資助言や勧誘を目的としていません。

リスクを考慮した上、ご自身の判断で投資を行ってください。いかなる損失についても責任を負いかねます。

また、記事内のデータはすべて執筆時のものです。最新の情報は各社のIRをチェックしてください。