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- 本記事の内容
- 『2021年9月実施』FP2級実技試験【中小事業主資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.13
先に下記の資料をご覧ください。(Q13.14.15で使います)
《設例》の<X社の概要>に基づき、X社株式の1株当たりの「類似業種比準価額」と「類似業種比準方式と純資産価額方式の併用方式による相続税評価額」を求める下記の<計算式>の空欄①~③に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。
①→280円
②→3
③→0.6
- 280円
180≪類似業種比準価額≫の類似業種の株価は、課税時期の属する月以前3か月間の各月の類似業種の株価のうち最も低いものとする。ただし、納税義務者の選択により、類似業種の前年平均株価又は課税時期の属する月以前2年間の平均株価によることができる。
(類似業種の株価):国税庁HPより引用
上場株式の評価とは違うところがポイントです。
- 3
ココは覚えるしかないです。しいて言うなら項目が3つなので3で除すると覚えるといいです。
- 0.6
併用する場合は会社の規模区分により割合が変わります。(いわゆるLの割合のこと)
会社規模の区分 | Lの割合 |
中会社の(大) | 0.90 |
中会社の(中) | 0.75 |
中会社の(小) | 0.6 |
小会社 | 0.5 |
批准要素数1の会社 | 0.25 |
下記では会社規模の区分を実際に調べる際の方法について記載しています。
会社の規模区分は下記2つの表を比較して大きい方が採用されます。
※批准要素数1の会社は下記の指標とは関連性がないため除外しています。
- 純資産価額、および従業員数
- 取引金額
業種 | 従業員数 | |||||
卸売業 | 小売・サービス業 | その他の業種 | 35人超 |
35人以下 20人超 |
20人以下 5人超 |
5人以下 |
20億円未満 4億円以上 |
15億円未満 5億円以上 |
中会社(大) 0.90 |
中会社(中) 0.75 |
中会社(小) 0.6 |
小会社 0.5 |
|
4億円未満 2億円以上 |
5億円未満 2億5,000万円以上 |
中会社(中) 0.75 |
中会社(中) 0.75 |
中会社(小) 0.6 |
小会社 0.5 |
|
2億円未満 7,000万円以上 |
2億5,000万円未満 4,000万円以上 |
2億5,000万円未満 5,000万円以上 |
中会社(小) 0.6 |
中会社(小) 0.6 |
中会社(小) 0.6 |
小会社 0.5 |
7,000万円未満 |
4,000万円未満 | 5,000万円未満 |
小会社 0.5 |
※スマホで見づらい場合は横向きにすると見やすくなります。
卸売業 | 小売・サービス業 | その他の業種 | 規模区分 |
30億円未満 7億円以上 |
20億円未満 5億円以上 |
15億円未満 4億円以上 |
中会社(大) 0.9 |
7億円未満 3億5,000万円以上 |
5億円未満 2億5,000万円以上 |
4億円未満 2億円以上 |
中会社(中) 0.75 |
3億5,000万円未満 2億円以上 |
2億5,000万円未満 6,000万円以上 |
2億円未満 8,000万円以上 |
中会社(小) 0.6 |
2億円未満 | 6,000万円未満 | 8,000万円未満 |
小会社 0.5 |
学科試験を解きたい。
きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。
日本FP協会実技試験を解きたい。