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- 本記事の内容
- 『2019年9月実施』FP3級実技試験【保険顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.8
先に下記の資料をご覧ください。(Q7.8.9で使います)
《設例》の<資料>の福利厚生プランの保険料払込時の経理処理(仕訳)として、次のうち最も適切なものはどれか。
3が適切
前提として下記の知識が必要です。
- 保険料積立金→資産
- 福利厚生費→損金
資料より法人が契約者、被保険者が従業員、満期保険金の受取人が法人、死亡保険金の受取人が従業員の遺族です。
よって保険料の半分を資産計上、残り半分を損金算入できます。
michi
ポイントは法人(契約者)にとって特になる場合と損になる場合が半分ずつあるということです。
例えば死亡保険金の受取人も法人なら保険料は全額資産計上、逆に満期保険金の受取人も従業員だとしたら全額損金算入できるということになります。
- 借方→保険料積立金600万円
- 貸方→現金・預金600万円
不適切です。
上記の場合だと全額資産計上なので、死亡保険金の受取人も契約者である必要があります。
- 借方→福利厚生費600万円
- 貸方→現金・預金600万円
不適切です。
上記の場合だと全額損金算入なので、満期保険金の受取人も契約者以外(通常は従業員)である必要があります。
- 借方→福利厚生費300万円、保険料積立金300万円
- 貸方→現金・預金600万円
適切です。
前述したように満期保険金の受取人が法人、死亡保険金の受取人が従業員の遺族なので半分を資産計上、残り半分を損金算入できます。
michi
いわゆるハーフタックスプランのことです。