FP3級【日本FP協会実技】2022年1月【問18】

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本記事の内容
『2022年1月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.18

先に下記の資料をご覧ください。(Q16.17.18.19.20で使います)

2022年1月実施FP3級実技試験第18問の資料

航平さんは、長女あかりさんの進路が決定したのちに、住宅ローンの繰上げ返済を検討しており、FPの成田さんに質問をした。住宅ローンの繰上げ返済に関する成田さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 「繰上げ返済は、通常の返済とは別に、現在返済しているローンの利息部分を返済するものです。」
  2. 「繰上げ返済は、教育費や老後資金の準備など、他の資金使途とのやりくりを十分考慮したうえで、早期に行うほど、利息軽減効果は高くなります。」
  3. 「毎月の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法を『期間短縮型』といいます。」

1が不適切

1の解説

  • 「繰上げ返済は、通常の返済とは別に、現在返済しているローンの利息部分を返済するものです。」

不適切です。

繰り上げ返済はローンの元金部分を返済するものです。

michi
michi

このパターンは頻出なので必ず覚えましょう!


2の解説

  • 「繰上げ返済は、教育費や老後資金の準備など、他の資金使途とのやりくりを十分考慮したうえで、早期に行うほど、利息軽減効果は高くなります。」

適切です。

元金部分を減らすと利息部分も自動的に減るので、早めに繰り上げ返済をした方が効果は高くなります。


3の解説

  • 毎月の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法を『期間短縮型』といいます。」

適切です。

期間短縮型
返済額軽減型
  • 毎月の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法。
  • 返済期間を換えずに毎月の返済額を軽減する方法。
michi
michi

同一条件の場合、より利息系軽減効果があるのは期間短縮型です。

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