FP3級【日本FP協会実技】2022年1月【問2】

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本記事の内容
『2022年1月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.2

下記は、最上家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。

2022年1月実施FP3級実技試験第2問の資料
  1. (ア)432 (イ)970
  2. (ア)433 (イ)968
  3. (ア)433 (イ)960

変動率に注意しましょう。

2が適切

(ア)の解説

  • 433(万円)

適切です。

資料より分かることは下記です。

  • 4年目の給与収入(夫)が問われている
  • 基準年の給与収入(夫)は400万円
  • 変動率は2%

よって計算式は下記になります。

400万円×(1+0.02)4=432.972864≒433万円

かみ砕くと下記になります。

1年目 400×(1+0.02)=408
2年目 408×(1+0.02)=416.16
3年目 416.16×(1+0.02)=424.4832
4年目 424.4832×(1+0.02)=432.972864≒433万円

(イ)の解説

  • 968(万円)

不適切です。

資料より分かることは下記です。

  • 3年目の金融資産残高が問われている
  • 3年目の年間収支は120万円
  • 2年目の金融資産残高は840万円
  • 金融資産残高の変動率は1%

その年の金融資産残高を求める計算式は下記です。

その年の年間収支+(前年の金融資産残高+前年の金融資産残高の変動率分)

よって当てはめると下記になります。

120万円+{840万円×(1+0.01)}=968.4≒968万円

michi
michi

よくあるミスで(120万円+840万円)×(1+0.01)がありますが、これだと年間収支まで変動率1%になってしまっています。

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