FP2級【きんざい:損保顧客資産】2021年9月【問5】

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本記事の内容
『2021年9月実施』FP2級実技試験【損保顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】

Q.5

先に下記の資料をご覧ください。(Q4.5.6で使います)

2021年9月実施FP2級実技試験【きんざい】損保顧客資産相談業務問5の資料

次に、Mさんは、Aさんに対して、地震保険の一般的な商品内容等について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~④に入る最も適切な語句を、下記の〈語句群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。

  1. 「地震保険は、火災保険に付帯する形で加入します。地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内での設定となり、限度額は建物で5,000万円、家財で( ① )です」
  2. 「地震保険には、4種類(建築年割引・耐震等級割引・免震建築物割引・耐震診断割引)の割引制度が設けられています。それぞれの割引制度の重複適用は( ② )」
  3. 「地震保険は、損害の程度により、保険金額の一定割合が支払われます。損害の程度が全損に該当した場合は保険金額の100%、大半損に該当した場合は保険金額の( ③ )、小半損に該当した場合は保険金額の30%、一部損に該当した場合は保険金額の5%が支払われます。ただし、地震等の発生した日の翌日から起算して( ④ )を経過した後に発生した損害については、保険金は支払われません」
2021年9月実施FP2級実技試験【きんざい】損保顧客資産相談業務問5の資料②

①→ロ

②→ニ

③→ト

④→ル

①の補足

  • 「地震保険は、火災保険に付帯する形で加入します。地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内での設定となり、限度額は建物で5,000万円、家財で( 1,000万円 )です」

地震保険とは

加入条件 火災保険の特約
保険料 各損害保険会社で同じ
保険金額 火災保険の30%~50%の金額
上限金額 建物5,000万円、家財1,000万円

②の補足

  • 「地震保険には、4種類(建築年割引・耐震等級割引・免震建築物割引・耐震診断割引)の割引制度が設けられています。それぞれの割引制度の重複適用は( できません )」

地震保険料の割引制度

割引制度として、「建築年割引」と「耐震等級割引」、「免震建築物割引」、「耐震診断割引」の4種類が設けられており、建築年または耐震性能により、居住用建物およびこれに収容される家財に対し10%~50%の割引が適用されます(重複不可

地震保険制度の概要:財務省HPより引用


③の補足

  • 「地震保険は、損害の程度により、保険金額の一定割合が支払われます。損害の程度が全損に該当した場合は保険金額の100%、大半損に該当した場合は保険金額の( 60% )、小半損に該当した場合は保険金額の30%、一部損に該当した場合は保険金額の5%が支払われます。

地震保険の保険金の支払い

損害の程度 保険金
全損 地震保険金額の100%(時価が限度)
大半損 地震保険金額の60%(時価の60%が限度)
小半損 地震保険金額の30%(時価の30%が限度)
一部損 地震保険金額の5%(時価の5%が限度)

④の補足

  • ただし、地震等の発生した日の翌日から起算して( 10日 )を経過した後に発生した損害については、保険金は支払われません」

地震保険の保険金を支払い出来ないおもな場合

  • 故意もしくは重大な過失または法令違反による損害
  • 地震の発生日から10日以上経過後に生じた損害
  • 戦争、内乱などによる損害
  • 地震等の際の紛失・盗難の場合

地震保険制度の概要:財務省HPより引用

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