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- 本記事の内容
- 『2021年9月実施』FP2級実技試験【損保顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.13
先に下記の資料をご覧ください。(Q13.14.15で使います)
現時点（2021年９月12日）において、Ａさんの相続が開始した場合における相続税の総額を試算した下記の表の空欄①～③に入る最も適切な数値を求めなさい。なお、相続税の課税価格の合計額は２億1,000万円とし、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。
①→5,400(万円)
②→340(万円)
③→2,660(万円)
- 遺産に係る基礎控除額
相続税の基礎控除の計算式は下記です。
3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
今回の法定相続人は妻Bさん、長男Cさん、二男Dさん、三男Eさんの4人です。
よって『3,000万円+(600万円×4人)＝5,400万円』となります。
- 長男Cさんの相続税の総額の基となる税額
今回の課税遺産総額は①より計算すると下記になります。
2億1,000万円－5,400万円＝1億5,600万円
これをそれぞれ法定相続分に分けます。
| 相続割合 | 法定相続分 | |
| 妻Bさん | 2分の1 | 7,800万円 |
| 長男Cさん | 6分の1 | 2,600万円 |
| 二男Dさん | 6分の1 | 2,600万円 |
| 三男Eさん | 6分の1 | 2,600万円 |
資料の速算表を元にそれぞれの相続税を求めます。
| 妻Bさん | (7,800万円×0.3【30%】)－700万円＝1,640万円 |
| 長男Cさん | (2,600万円×0.15【15%】)－50万円＝340万円 |
| 二男Dさん | (2,600万円×0.15【15%】)－50万円＝340万円 |
| 三男Eさん | (2,600万円×0.15【15%】)－50万円＝340万円 |
よって長男Bさんの相続税の総額の基となる税額は340万円となります。
- 相続税の総額
②より相続税の総額は下記です。
1,640万円+340万円+340万円+340万円＝2,660万円
学科試験を解きたい。
きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務 を解きたい。
きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
日本FP協会実技試験を解きたい。
