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本記事の内容
FP3級実技試験『2021年5月実施』の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.14
下記<資料>の宅地の借地権(普通借地権)について、路線価方式による相続税評価額として、正しいものはどれか。なお、奥行価格補正率は1.0とし、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
1. 18,900千円
2. 44,100千円
3. 63,000千円
2が正しい
44,100千円が適切です。
宅地が1つの道路にのみ面している場合の、路線価方式による相続税評価額の計算式は下記です。
路線価×奥行価格補正率×土地の面積
資料より下記が分かります。
路線価 | 210C |
奥行価格補正率 | 1.0 |
土地の面積 | 300㎡ |
路線価の210Cの意味をかみ砕くと下記になります。
210 | 1㎡あたりの価格が210千円 |
C | 借地権割合が70% |
よって210×70%=147千円が本設問の路線価と分かります。
最終的な計算式は下記です。
147千円×1.0×300=44,100円が相続税評価額です。