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本記事の内容
FP3級実技試験『2021年5月実施』の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.16
先に下記の資料をご覧ください。(Q15.16.17.18.19.20)
翔太さんは、今後15年間で毎年20万円ずつ積立貯蓄をし、将来の生活費の準備をしたいと考えている。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、15年後の積立金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては、千円未満を四捨五入すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
1. 4,038,000円
2. 3,459,000円
3. 2,570,000円
2が正しい
3,459,000円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 使う係数は年金終価係数
- 係数が分からなくてもオッケー
順に見ていきましょう。
【ポイント1】
今回使う係数は年金終価係数です。
キーワード『積立』が出た場合下記のどちらかを使います。
キーワード『積立』
- 減債基金係数→毎年の積立額はいくらか?(げんざい)
- 年金終価係数→積み立て後の金額はいくらか?(しょうらい)
計算すると下記になります。
200,000円×17.293=3,458,600円≒3,459,000円
【ポイント2】
使う係数が分からなくてもオッケーです。
設問から分かることは下記です。
- 15年間で毎年20万円積み立てる
1から15年×20万円で300万円くらいとアタリをつけます。
今回の場合それぞれの係数を乗じると下記になります。
終価係数 | 200,000円×1.346≒269,000円 |
年金終価係数 | 200,000円×17.293≒3,459,000円 |
年金現価係数 | 200,000円×12.849≒2,570,000円 |
よって年金終価係数の3,459,000円が答えと分かります。