FP3級【きんざい:保険顧客】2020年1月【問10】

株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。

本記事の内容
『2020年1月実施』FP3級実技試験【保険顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】

Q.10

先に下記の資料をご覧ください。(Q10.11.12で使います)

2020年1月実施FP3級実技試験保険顧客資産相談業務問10.11.12の資料

所得税における青色申告制度に関する以下の文章の空欄①~③に入る語句または数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。

  1. 「青色申告をすることができる者は、( ① )、事業所得または山林所得を生ずべき業務を行う者です」
  2. 「事業所得を生ずべき事業を営む青色申告者は、事業所得に係る取引を正規の簿記の原則により記帳し、その記帳に基づいて作成された貸借対照表、損益計算書その他の計算明細書を確定申告書に添付して、法定申告期限内に提出すれば、事業所得の金額の計算上、青色申告特別控除として最高65万円を控除することができます。なお、確定申告書を法定申告期限後に提出した場合、青色申告特別控除額は最高( ② )万円となります」
  3. 「青色申告者が適用を受けられる税務上の特典として、青色申告特別控除の適用、青色事業専従者給与の必要経費算入、翌年以後( ③ )年間の純損失の繰越控除、純損失の繰戻還付などがあります」
  1. ① 不動産所得 ② 10 ③ 3
  2. ① 譲渡所得 ② 10 ③ 7
  3. ① 不動産所得 ② 55 ③ 7

1が適切

ⅰの補足

  • 「青色申告をすることができる者は、( 不動産所得 )、事業所得または山林所得を生ずべき業務を行う者です」

青色申告の概要

対象所得 不動産所得、事業所得、山林所得
申請書の提出期限 その年の3月15日まで、新規事業の場合は開業から2か月以内
青色申告の特典 青色申告特別控除 原則10万円、一定要件を満たすと55万円、65万円が控除可能
青色事業専従者給与 適正額を全額経費に算入可能
純損失の繰り越し控除 翌年以降3年間可能
青色申告書の保管期間 7年(個人事業主)

ⅱの補足

  • 「事業所得を生ずべき事業を営む青色申告者は、事業所得に係る取引を正規の簿記の原則により記帳し、その記帳に基づいて作成された貸借対照表、損益計算書その他の計算明細書を確定申告書に添付して、法定申告期限内に提出すれば、事業所得の金額の計算上、青色申告特別控除として最高65万円を控除することができます。なお、確定申告書を法定申告期限後に提出した場合、青色申告特別控除額は最高( 10 )万円となります」
michi
michi

他にも無申告加算税、延滞税がかかるので確定申告は期限内にしましょう!

また2年連続で遅れると青色申告の承認を取り消されます。

青色申告特別控除の一定の要件とは

控除金額 要件
①10万円 原則の控除額
②55万円 事業的規模の不動産所得または事業所得

 

複式簿記(発生主義)、貸借対照表、損益計算書必須

③65万円 ②の帳簿を電磁保存

 

確定申告をe-taxで行っている


ⅲの補足

  • 「青色申告者が適用を受けられる税務上の特典として、青色申告特別控除の適用、青色事業専従者給与の必要経費算入、翌年以後( 3 )年間の純損失の繰越控除、純損失の繰戻還付などがあります」
michi
michi

7年は青色申告書の保管期間です(個人事業主)

問11へ