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- 本記事の内容
- 『2019年5月実施』FP3級実技試験【保険顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.4
先に下記の資料をご覧ください。(Q4.5.6で使います)
はじめに、Mさんは、現時点の必要保障額を試算することにした。下記の<算式>および<条件>に基づき、Aさんが現時点で死亡した場合の必要保障額は、次のうちどれか。
- 4,610万円
- 6,010万円
- 10,110万円
1が適切
4,610万円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 遺族に必要な生活資金等の総額
- 遺族の収入見込み金額
順に見ていきましょう。
- 遺族に必要な生活資金等の総額
資料の中の2~5までが遺族に必要な生活資金なのでそれぞれ計算してきましょう。
※1は必要生活資金が変わる条件です。
②長女Cさんが独立するまでの生活費 | (25万円×70%)×12か月×21年=4,410万円 |
③長女Cさん独立後の妻Bさんの生活費 | (25万円×50%)×12か月×38年=5,700万円 |
④必要な結婚資金 | 1,500万円 |
⑤Aさんの死亡整理金・緊急予備資金 | 500万円 |
70%は『0.7』、50%は『0.5』で計算してください。
すべて合計すると12,110万円となります。
- 遺族の収入見込み金額
資料の中の6.7が遺族の収入見込み金額なのでそれぞれ計算してきましょう。
※8は条件です。
⑥金融資産の合計額 | 1,400万円 |
⑦公的年金の総額 | 6,100万円 |
すべて合計すると7,500万円になります。
よって必要保障額は下記です。
12,110万円-7,500万円=4,610万円
michi
一見難しそうに見えますが、焦らないでやれば簡単です。