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- 本記事の内容
- 『2021年5月実施』FP3級実技試験【個人資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.5
先に下記の資料をご覧ください。(Q4.5.6で使います)
Aさんが、《設例》の条件のとおり、10,000米ドルを外貨預金に預け入れ、満期時に円貨で受け取った場合における元利金の合計額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、計算にあたっては税金等を考慮せず、預入期間3カ月は0.25年として計算すること。
- 1,035,150円
- 1,045,200円
- 1,050,600円
1が適切
1,035,150円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 外貨ベースの元利合計
- 円貨で受け取った場合(円転時)の元利合計
順に見ていきましょう。
- 外貨ベースの元利合計
元金は10,000米ドルと分かっているので、あとは利息を求めていきましょう。
利息については下記が分かっています。
預入金利 | 2.00%(年率) |
よって仮に1年預けたとしたら利息は下記になります。
10,000米ドル×2.0%=200米ドル
資料より預入期間は3ヶ月とあります。
預入期間1年 | 2.00% |
預入期間3ヶ月 | 2.0%×1/4 |
3ヶ月は1年の4分の1なので下記の計算式が成り立ちます。
200米ドル×1/4=50米ドル
そして米ドル建ての元利合計額は下記になります。
10,000米ドル+50米ドル=10,050米ドル
- 円貨で受け取った場合(円転時)の元利合計
設問は円転時の金額なので『外貨→円貨』に換えます。
TTS(対顧客電信売相場) | あなたを基準にして円貨→外貨 |
TTB(対顧客電信買相場) | あなたを基準にして外貨→円貨 |
TTM(仲値) | 為替取引の基準相場 |
上記より外貨を円貨に換えるので使う為替レートはTTBです。
よって円転時の計算式は下記になります。
10,050×103円=1,035,150円