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- 本記事の内容
- 『2021年5月実施』FP3級実技試験【個人資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.14
先に下記の資料をご覧ください。(Q13.14.15で使います)
仮に、Ａさんの相続が現時点（2021年５月23日）で開始し、Ａさんの相続に係る課税遺産総額（課税価格の合計額－遺産に係る基礎控除額）が2億4,000万円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。
- 2,200万円
- 5,300万円
- 8,100万円
2が適切
5,300万円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- それぞれの法定相続分
- それぞれの相続税
順に見ていきましょう。
- それぞれの法定相続分
今回課税遺産総額が2億4,000万円なので法定相続分をそれぞれ分けます。
| 相続割合 | 法定相続分 | |
| 妻Bさん | 2分の1 | 1億2,000万円 |
| 長女Cさん | 4分の1 | 6,000万円 |
| 二女Dさん | 4分の1 | 6,000万円 |
- それぞれの相続税
資料の速算表を元にそれぞれの相続税を求めます。
| 妻Bさん | (12,000万円×0.4【40%】)－1,700万円＝3,100万円 |
| 長女Cさん | (6,000万円×0.3【30%】)－700万円＝1,100万円 |
| 二女Dさん | (6,000万円×0.3【30%】)－700万円＝1,100万円 |
よって3,100万円+1,100万円+1,100万円＝5,300万円が今回の相続税となります。
- 配偶者→2分の1
- 子→残りの2分の1を等分
- 配偶者→3分の2
- 父母→残りの3分の1を等分
- 配偶者→4分の3
- 兄弟姉妹→残りの4分の1を等分
