FP2級【きんざい:生保顧客資産】2021年1月【問5】

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本記事の内容
『2021年1月実施』FP2級実技試験【生保顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】

Q.5

先に下記の資料をご覧ください。(Q4.5.6で使います)

2021年1月実施FP2級実技試験【きんざい】生保顧客資産相談業務問5の資料

次に、Mさんは、Aさんに対して、Aさんが提案を受けた生命保険の就業不能サポート特約等について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

  1. 「Aさんが病気やケガ等で就業不能状態となった場合、通常の生活費に加え、療養費等の出費もかさみ、支出が収入を上回る可能性があります。提案を受けている就業不能サポート特約など、就業不能時に備えることができる保険に加入することは検討に値します」
  2. 「最近では、所定の精神・神経疾患による就業不能状態を保障の対象とする保険商品も販売されています。複数の保険商品の保障内容や保険料水準を確認したうえで、加入される保険を検討することをお勧めします」
  3. 「Aさんが所定の就業不能状態となり、就業不能サポート特約から就業不能給付金を受け取る場合、当該給付金は雑所得として総合課税の対象となります」

①→○

②→○

③→×

①の解説

  • 「Aさんが病気やケガ等で就業不能状態となった場合、通常の生活費に加え、療養費等の出費もかさみ、支出が収入を上回る可能性があります。提案を受けている就業不能サポート特約など、就業不能時に備えることができる保険に加入することは検討に値します」

適切です。


②の解説

  • 「最近では、所定の精神・神経疾患による就業不能状態を保障の対象とする保険商品も販売されています。複数の保険商品の保障内容や保険料水準を確認したうえで、加入される保険を検討することをお勧めします」

適切です。


③の解説

  • 「Aさんが所定の就業不能状態となり、就業不能サポート特約から就業不能給付金を受け取る場合、当該給付金は雑所得として総合課税の対象となります」

不適切です。

就業不能給付金は非課税です。

非課税になるおもな給付金

  • 入金給付金
  • 手術給付金
  • 通院給付金
  • がん診断給付金
  • 特定疾病保険金
  • リビング・ニーズ特約保険金
  • 介護保険金
  • 就業不能給付金

就業不能保険と所得補償保険の違い

就業不能保険
所得補償保険
  • 保険会社→生命保険会社
  • 保険期間→長期が一般的
  • 保険金額→契約時にあらかじめ決めた金額が受け取れる(金額は年収に応じて上限有り)
  • 受取期間→満期までの間で働けない期間
  • 精神疾患→対象外※特約で対象になるものもあります
  • 一定の免責期間あり
  • 保険会社→損害保険会社
  • 保険期間→1年などの短期が一般的
  • 保険金額→直近12か月の50%~70%程度が上限
  • 受取期限→通常は最長2年のうち働けない期間
  • 精神疾患→補償外※特約で対象になるものもあります
  • 一定の免責期間あり

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