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- 本記事の内容
- 『2021年9月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.5
金投資に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、金の取引は継続的な売買でないものとする。
- 個人が金地金を売却した場合の所得については、所得税の計算上、雑所得として課税対象となる。
- 金地金の売買において、海外の金価格(米ドル建て)が一定の場合、円高(米ドル/円相場)は国内金価格の下落要因となる。
- 金地金は、一般的に国際情勢の変化等に対して強いと考えられている資産である。
1が不適切
- 個人が金地金を売却した場合の所得については、所得税の計算上、雑所得として課税対象となる。
不適切です。
継続的な売買でない金地金の所得区分は譲渡所得です。
michi
継続した売買の場合は実態によって雑所得か事業所得になります。
- 金地金の売買において、海外の金価格(米ドル建て)が一定の場合、円高(米ドル/円相場)は国内金価格の下落要因となる。
適切です。
円高になると輸入価格が下がるため国内の金流通量が増え、結果として金が余ってしまうため価格の下落要因になります。
- 金地金は、一般的に国際情勢の変化等に対して強いと考えられている資産である。
適切です。
michi
金は鉱物のため残存量に限りがあるので価値が下がりづらいです。また世界共通の価値を持っています。