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- 本記事の内容
- 『2019年5月実施』FP3級実技試験【個人資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.6
先に下記の資料をご覧ください。(Q4.5.6で使います)
Aさんが、《設例》の条件で、50,000米ドルを外貨預金に預け入れ、満期時に円貨で受け取った場合における元利金の合計額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、税金等は考慮しないものとする。
- 5,577,750円
- 5,628,000円
- 5,678,250円
1が適切
5,577,750円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 外貨ベースの元利合計
- 円貨で受け取った場合の元利合計
順に見ていきましょう。
- 外貨ベースの元利合計
元金は50,000米ドルと分かっているので、あとは利息を求めていきましょう。
利息については下記が分かっています。
預入金利 | 0.5%(年率) |
満期は1年なので利息は下記になります。
50,000米ドル×0.5%=250米ドル
よって米ドル建ての元利合計額は下記になります。
50,000米ドル+250米ドル=50,250米ドル
- 円貨で受け取った場合の元利合計
設問は円貨で受け取った場合の金額なので『外貨→円』に換えます。
TTS(対顧客電信売相場) | あなたを基準にして円貨→外貨 |
TTB(対顧客電信買相場) | あなたを基準にして外貨→円貨 |
TTM(仲値) | 為替取引の基準相場 |
上記より外貨を円貨に換えるので使う為替レートはTTBです。
今回は満期時のため111円が採用されます。
よって円貨にした場合の計算式は下記になります。
50,250×111円=5,577,750円
michi
円を売る(Sell)だからTTS、円を買う(Buy)からTTBみたいな感じで覚えると良いです。