FP2級【きんざい:中小事業主資産】2020年9月【問8】

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本記事の内容
『2020年9月実施』FP2級実技試験【中小事業主資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】

Q.8

先に下記の資料をご覧ください。(Q7.8.9で使います)

2020年9月実施FP2級実技試験【きんざい】中小事業主資産相談業務問8の資料

以下の<X社の当期における法人税の課税所得金額の計算に関する資料>に基づき、X社の当期の法人税額を求める下記の<計算式>の空欄①~④に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。

2020年9月実施FP2級実技試験【きんざい】中小事業主資産相談業務問8の資料②

①→1,750(万円)

②→800(万円)

③→15(%)

④→3,404,000(円)

①の解説

  • 課税所得金額

1,750(万円)が適切です。

課税所得金額を求める計算式は下記です。

当期利益の額+(益金算入額+損金不算入額)-(益金不算入額+損金算入額)

michi
michi

益金に入るもの、損金に入らないものがプラス

益金に入らないもの、損金に入るものがマイナスとなります。

よってX社の課税所得金額は下記です。

X社の課税所得金額

1,480万円+(32万円+447万円)-(29万円+180万円)=1,750万円


②~④の解説

  • 法人税額

法人税額の計算式は下記です。

800万円×15%+{1,340万円-800万円}×23.2%=3,404,000円

michi
michi

資本金1億円以下の中小企業において、課税金額が800万円以下の部分については税率15%、超える部分については23.2%の法人税がかかります。

普通法人の法人税率

資本金 税率
1億円超 23.2%
1億円以下(課税金額が800万円以下の部分) 15%(適用除外事業者は19%)
1億円以下(課税金額が800万円超の部分) 23.2%

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