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- 本記事の内容
- 『2020年1月実施』FP3級実技試験【保険顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.13
先に下記の資料をご覧ください。(Q13.14.15で使います)
Aさんの相続に関する以下の文章の空欄①~③に入る語句または数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
- 「孫Fさんおよび孫Gさんの法定相続分はそれぞれ( ① )となります」
- 「Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は( ② )万円となり、課税価格の合計額が遺産に係る基礎控除額を上回るため、相続税の申告が必要です」
- 「相続税の申告書は、原則として、その相続の開始があったことを知った日の翌日から( ③ )カ月以内にAさんの死亡の時における住所地の所轄税務署長に提出しなければなりません」
- ① 8分の1 ② 5,400 ③ 10
- ① 12分の1 ② 5,400 ③ 4
- ① 12分の1 ② 6,000 ③ 10
3が適切
- 「孫Fさんおよび孫Gさんの法定相続分はそれぞれ( 12分の1 )となります」
孫FさんGさんは二男Eさんの代襲相続人なので、二男Eさんの法定相続分をそれぞれ均等に振り分けます。
よって今回の法定相続分は下記になります。
妻Bさん | 2分の1 |
長女Cさん | 6分の1 |
長男Dさん | 6分の1 |
二男Eさんの代襲相続人孫Fさん | 12分の1 |
二男Eさんの代襲相続人孫Gさん | 12分の1 |
- 「Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は( 6,000 )万円となり、課税価格の合計額が遺産に係る基礎控除額を上回るため、相続税の申告が必要です」
孫Eさん、Gさんが代襲相続したことにより法定相続人が5人になったため、下記が基礎控除の計算式になります。
3,000万円+600万円×5人=6,000万円
- 「相続税の申告書は、原則として、その相続の開始があったことを知った日の翌日から( 10 )カ月以内にAさんの死亡の時における住所地の所轄税務署長に提出しなければなりません」
手続きの期限 | 管轄 | |
限定承認、相続放棄など | 3か月以内 | 家庭裁判所 |
所得税の申告 | 4か月以内 | 被相続人死亡時の所轄税務署 |
相続税の申告 | 10か月以内 | 被相続人死亡時の所轄税務署 |
michi
3級では特に頻出なので必ず覚えましょう!