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本記事の内容
『2021年5月実施』FP3級試験学科試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】【きんざい】共通
Q.45
A資産の期待収益率が3.0%、B資産の期待収益率が2.0%の場合に、A資産を80%、B資産を20%の割合で組み入れたポートフォリオの期待収益率は、( )となる。
1) 2.4%
2) 2.8%
3) 6.0%
2が正しい
2.8%が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 期待収益率3.0%、2.0%の意味
- じっさいの計算
【ポイント1】
設問の期待収益率『3.0%』『2.0%』は資産割合100%に対してのものです。
もうちょっとかみ砕くと例えば
- Aに100万円投資したら、その3%なので3万円くらい儲かるかもということ。
- Bに100万円投資したら、その2%なので2万円くらい儲かるかもということ。
ただし今回は資産割合をAとBで分散しています。
まとめると下記です。
資産割合 | 期待収益率 | |
A資産 | 80% | 3.0% |
B資産 | 20% | 2.0% |
つまり
- Aに80万円投資したら、その3%の期待収益率なので2.4万円くらい儲かるかも。
- Bに20万円投資したら、その2%の期待収益率なので0.4万円くらい儲かるかも。
- じゃあその割合で合計100万円投資したら、2.4万円+0.4万円で2.8万円くらい儲かるかも。
と考えると分かりやすいです。
【ポイント2】
ポイント1をふまえた上でじっさいの計算は下記です。
(80%×3%)+(20%×2%)=2.4%+0.4%=2.8%が答えとなります。