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- 本記事の内容
- 『2021年1月実施』FP3級実技試験【保険顧客資産相談業務】の過去問の解説です。
【きんざい】
Q.12
先に下記の資料をご覧ください。(Q10.11.12で使います)
Ａさんの2020年分の所得税における総所得金額は、次のうちどれか。
- 610万円
- 670万円
- 730万円
2が適切
670万円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 給与収入による所得
- 終身保険、一時払変額個人年金保険の解約返戻金による所得
順に見ていきましょう。
- 給与収入による所得
給与収入による所得は給与所得です。
給与所得の計算式は下記です。
給与収入－給与所得控除
給与収入は800万円なので、資料から給与所得の計算式は下記になります。
800万円－(800万円×0.1+110万円)＝610万円
- 終身保険、一時払変額個人年金保険の解約返戻金による所得
問10と同じ説明になってしまいますが、両保険の解約返戻金は一時所得です。
michi
一時払変額個人年金保険の解約返戻金が一時所得なのは5年超の解約だからです。
よって一時所得を計算すると下記になります。
(480万円+600万円)－(410万円＋500万円)－50万円＝120万円
michi
特別控除金50万円は一時所得の合計に対して適用されます。
さらに総所得金額に算入する際は2分の1になります。
120万円×1/2＝60万円
合計して610万円+60万円＝670万円が今回の総所得金額となります。
