FP3級【日本FP協会実技】2019年5月【問16】

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本記事の内容
『2019年5月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.16

先に下記の資料をご覧ください。(Q15.16.17.18.19.20で使います)

2019年5月実施FP3級実技試験第15問

康太さんには、定年退職時に勤務先から退職一時金2,400万円が支給される見込みである。この場合における所得税に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、康太さんの勤続年数は38年とし、退職は障害者になったことに基因するものではない。また、康太さんは役員であったことはなく、前年以前に受け取った退職金はないものとする。

2019年5月実施FP3級実技試験第16問
  1. (2,400万円-2,060万円)×1/2=170万円
  2. 2,400万円-2,060万円-50万円=290万円
  3. 2,400万円-2,060万円=340万円

1が適切

(2,400万円-2,060万円)×1/2=170万円が適切です。

退職所得の計算式は下記です。

(退職金-退職所得控除)×1/2

退職金は2,400万円と分かっているので、あとは退職所得控除を算出しましょう。

退職所得の控除額

①勤務年数20年以下 40万円×勤続年数(最低80万円)
②勤務年数20年超 800万円+70万円×(勤続年数-20年)

今回は勤続年数38年なので表の②を使います。

800万円+70万円×(38年-20年)=2,060万円

よって退職所得は(2,400万円-2,060万円)×1/2=170万円となります。

michi
michi

1/2は忘れやすいので気を付けましょう。

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