- 本記事の内容
- 『2019年5月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.5
下記は、NISA(少額投資非課税制度)およびつみたてNISA(非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度)についてまとめた表である。下表の(ア)~(ウ)に入る語句として、最も不適切なものはどれか。
- 空欄(ア):「どちらか一方を選択して」
- 空欄(イ):「120万円」
- 空欄(ウ):「10年間」
3が不適切
- 「どちらか一方を選択して」
適切です。
NISAとつみたてNISAは併用できません。
- 「120万円」
適切です。
- 「10年間」
不適切です。
つみたてNISAの非課税期間の最長は20年です。
一般NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |
対象者 | 国内在住の20歳以上の人 | 国内在住の0歳~19歳 | |
対象商品 |
上場株式 株式投資信託 ETF REIT |
低リスクで安定性が高い、公募株式投資信託
ETF |
上場株式 株式投資信託 ETF REIT |
金融機関の変更 | 可 | 不可 | |
非課税投資枠 | 年間120万円 | 年間40万円 | 年間80万円 |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長20年間 | 最長5年間 |
非課税枠の繰越 | 不可 | ||
払い出し制限 | なし | 原則3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで払出しができない |

michi
ちなみに2024年から新NISAが始まります。2021年9月以降のFP試験では新NISAの問題が出題され始めているので、FP3級といえどもしっかり押さえておきましょう!
- ジュニアNISAは終了
- 旧NISA→新NISAのロールオーバーが可能
- 1階部分(年20万円まで)、2階部分(年102万円まで)に非課税投資枠が分かれる
- 1階部分はつみたてNISAと同じ商品、2階部分は一般NISAとほぼ同じ商品(高レバレッジ投資信託等は除外されました)
- 新NISAを新規口座開設する人は、1階部分に投資しなければ2階部分に投資できない(限度枠20万円いっぱいにする必要はありません。例えば1万円のみでも問題ありません)
- 旧NISA口座がある人は2階部分のみの投資が可能
- 1階部分は5年間の非課税期間終了後につみたてNISAへのロールオーバーが可能(ロールオーバー後は2階部分との併用はできないので、2階部分については課税口座に移さなければなりません)