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『2021年1月実施』FP2級試験学科試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】【きんざい】共通
Q.24
固定利付債券の利回り(単利・年率)と市場金利の変動との関係に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとする。
表面利率が0.2%、償還期限が10年の固定利付債券(以下「債券A」という)が額面100円当たり100円で新規に発行された。発行から5年後、市場金利が上昇したことに伴い、債券Aの最終利回りも0.4%に上昇した。この状況において、債券Aを新規発行時に購入し、発行から5年後に売却した場合の所有期間利回りは( ア )。また、債券Aを新規発行時に購入し、償還まで保有した場合の応募者利回りは( イ )。
1.(ア)0.2%よりも低くなる (イ)0.2%よりも高くなる
2.(ア)0.2%よりも高くなる (イ)0.2%で変わらない
3.(ア)0.2%よりも低くなる (イ)0.2%で変わらない
4.(ア)0.2%で変わらない (イ)0.2%よりも低くなる
3が適切
市場金利が上昇すると、債権の価値が下がるため債券価格は下落します。
よって0.2%よりも所有期間利回りは低くなります。
債権の価値が下がるとは
例えば
- 金利が高い貯金の方が魅力的
- 債権が売れない
- 売れないから価格を下げる
こんな順番になるからです。
michi
以下の理由で0.2%と変わりません。
- 『固定』利付債なので利息は一定
- 応募者利回りは額面金額で償還される
2021年1月日本FP協会実技試験を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2021年1月きんさい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。