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『2020年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.5
平尾さんはKA投資信託を新規募集時に100万口購入し、特定口座(源泉徴収口座)で保有して収益分配金を受け取っている。下記<資料>に基づき、平尾さんが保有するKA投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
・ 平尾さんが、KA投資信託を新規募集時に100万口購入した際に、支払った購入時手数料(税込み)は、( ア )である。
・ <資料>の収益分配時に、平尾さんに支払われた収益分配金のうち、普通分配金(1万口当たり)は( イ )である
1.(ア)33,000円 (イ) 500円
2.(ア)33,000円 (イ)2,000円
3.(ア)22,000円 (イ) 500円
4.(ア)22,000円 (イ)2,000円
2が適切
33,000円が適切です。
資料より1口あたり1円と書いてあるので100万口は100万円です。
よって購入金額1,000万円未満の手数料の計算式は下記になります。
1,000,000円×0.033=33,000円
2,000円が適切です(特別分配金は500円)
本設問のポイントは下記です。
- 普通分配金と特別分配金の違い
- 実際の計算
順に見ていきましょう。
【ポイント1】
普通分配金と特別分配金の違いは下記です。
- 普通分配金→分配落ち後の基準価額が、分配前の個別元本と同額もしくは上回ったときの分配金
- 特別分配金→分配落ち後の基準価額が、分配前の個別元本よりも下回ったときの分配金
分かりやすく言うと分配前の個別元本より
- 上の部分が『普通分配金』
- 下の部分が『特別分配金』
michi
今回の設問では下記が分かっています。
分配前の基準価格 | 12,000円 |
分配前の個別元本 | 10,000円 |
分配落ち後の基準価格 | 9,500円 |
よって分配前の個別元本より上の部分が『普通分配金』下の部分が『特別分配金』なので
- 普通分配金→2,000円
- 特別分配金→500円
上記が答えとなります。
2020年1月学科試験を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。