FP2級【日本FP協会実技】2020年1月【問37】

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本記事の内容

『2020年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。

【日本FP協会】

Q.37

先に下記の資料をご覧ください。(Q35.36.37.38.39.40で使います)

2020年1月実施日本FP協会FP2級実技試験第37問の資料

貴博さんは、自分が死亡した場合に備えて、自宅(土地・建物)を友里さんに生前贈与することを検討している。仮に現時点(2020年1月1日)で貴博さんが保有する自宅(土地・建物)の持分すべてを、贈与税の配偶者控除を活用して友里さんに生前贈与した場合、友里さんが納付すべき贈与税額として、正しいものはどれか。なお、友里さんは贈与税の配偶者控除の適用を受けるための要件をすべて満たしており、2020年においてこれ以外に贈与により取得する財産はないものとする。

<自宅の相続税評価額(貴博さんの持分)>
土地:2,000万円
建物:500万円

2020年1月実施日本FP協会FP2級実技試験第37問の資料②

1.なし(贈与税は発生しない)
2. 485,000円
3. 530,000円
4. 850,000円

3が適切

530,000円が適切です。

今回のポイントは下記です。

  1. 控除の種類
  2. 贈与税の計算

順に見ていきましょう。

【ポイント1】

今回適用できる控除は下記です。

配偶者からの居住用不動産の贈与 2,000万円
贈与税の基礎控除 110万円
注意

相続時精算課税制度は直系尊属からの贈与のみなので今回は利用できません。

【ポイント2】

控除分を引くと2,500万円-2,110万円=390万円なので速算表を使い贈与税を求めます。

配偶者は直系尊属ではないので(ロ)から計算式は下記になります。

390万円×20%-25万円=53万円

よって530,000円が贈与税となります。

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2020年1月学科試験を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。