FP3級【学科】2020年9月【問31】

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本記事の内容

『2020年9月実施』FP3級試験学科試験の過去問の解説です。

【日本FP協会】【きんざい】共通

Q.31

900万円を準備するために、15年間、毎年均等に積み立て、利率(年率)1%で複利運用する場合、必要となる毎年の積立金額は、下記の<資料>の係数を使用して算出すると( )である。

2020年9月実施FP3級学科試験第31問の資料

1) 516,780円
2) 558,900円
3) 600,000円

2が適切

本設問のポイントは2つです。

  1. 使用する係数は減債基金係数
  2. 係数が分からなくてもオッケー

【ポイント1】

『積立というワードが出てきたら下記のどちらかです。

  • 将来受け取る金額を求めるなら→年金終価係数
  • 現在いくら必要かを求めるなら→減債基金係数

よって減債基金係数を使います。

【ポイント2】

この手の計算問題は係数の意味が分からなくても正答できます。

今回はそれぞれの係数を計算すると558,900円しか出てきません(笑)

  1. 9,000,000×0.8613=7,751,700(現価係数)
  2. 9,000,000×0.0721=648,900(資本回収係数)
  3. 9,000,000×0.0621=558,900(減債基金係数)

ありがちなのが表の1番右にあるので、3と答えてしまうことです。

焦らずにゆっくりやってくださいね。

michi

キーワード『まとまったお金』
  1. 現価係数→現在いくら必要か?(げんざい)
  2. 終価係数→将来いくらになるか?(しょうらい)
キーワード『積立』
  1. 減債基金係数→毎年の積立額はいくらか?(げんざい)
  2. 年金終価係数→積み立て後の金額はいくらか?(しょうらい)
キーワード『年金』『返済』
  1. 年金現価係数→現在いくらの元本が必要か?(げんざい)
  2. 資本回収係数→将来いくら受け取れるか?(しょうらい)

げんざいの値を求める係数は必ず『げ』が付いて、しょうらいの値を求める係数は必ず『し』が付くので、それで覚えてました(笑)

michi

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