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- 本記事の内容
- 『2019年9月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.2
下記は、広尾家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)~(ウ)に入る数値とその求め方として、最も適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
- 空欄(ア):「176×(1+0.01)2≒180」
- 空欄(イ):「377-450=▲73」
- 空欄(ウ):「(327+51)×(1+0.01)≒382」
1が適切
- 空欄(ア):「176×(1+0.01)2≒180」
適切です。
資料より分かることは下記です。
- 2年目の基本生活費を問われている
- 基準年の基本生活費は176万円
- 変動率は1%
よって計算式は下記になります。
176万円×(1+0.01)2=179.5376≒180万円
かみ砕くと下記になります。
1年目 | 176×(1+0.01)=177.76 |
2年目 | 177.76×(1+0.01)=179.5376≒180 |
- 空欄(イ):「377-450=▲73」
不適切です。
資料より分かることは下記です。
- 基準年の年間収支を問われている
- 基準年の収入合計は450万円
- 基準年の支出合計は377万円
よって計算式は下記になります。
450万円−377万円=73万円
- 空欄(ウ):「(327+51)×(1+0.01)≒382」
不適切です。
資料より分かることは下記です。
- 3年目の金融資産残高を問われている
- 3年目の年間収支は51万円
- 2年目の金融資産残高は327万円
- 金融資産残高の変動率は1%
その年の金融資産残高を求める計算式は下記です。
その年の年間収支+(前年の金融資産残高+前年の金融資産残高の変動率分)
よって当てはめると下記になります。
51万円+{327万円×(1+0.01)}=381.27≒381万円
michi
設問の内容だと年間収支も変動率1%になってしまっているので、間違っていることが分かります。