FP3級【日本FP協会実技】2021年1月【問3】

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本記事の内容
『2021年1月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.3

下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値または語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、空欄(ア)の解答に当たっては、小数点以下第2位を四捨五入するものとする。

2021年1月実施FP3級実技試験第3問の資料
  • この企業の株価が5,500円である場合、2020年12月期の連結業績予想におけるPER(株価収益率)は( ア )倍である。
  • この企業の2020年12月期の連結決算予想では、配当性向(連結)は前期より( イ )している。
  1. (ア)21.3 (イ)上昇
  2. (ア)24.0 (イ)上昇
  3. (ア)24.0 (イ)低下

2が適切

(ア)の解説

  • 24.0

PER(株価収益率)の計算式は下記です。

株価÷1株当たりの純利益

資料より2020年12月期の1株当たりの当期純利益は229.59円です。

よってTY株式会社のPERは下記になります。

5,500÷229.59=23.955…≒24.0(倍)

michi
michi

ちなみに四半期とは12カ月を4で割ったもの(3ヶ月)のことでして、通常は下記のことを言います。

  • 第1四半期→4月から6月
  • 第2四半期→7月から9月
  • 第3四半期→10月から12月
  • 第4四半期→1月から3月

(イ)の解説

  • 上昇

資料を見ると2019年12月期の配当性向が47.9%、2020年12月期が50.1%と分かるので上昇しています。

配当性向とは

純利益の中からどれだけ配当金を支払っているのかの割合。

多い方が株主への還元もされていますが、多すぎると会社を成長させる資金等が少ない可能性もあるので、必ずしも良いというわけではありません。


株式の指標

PER 株価÷1株あたりの純利益
PBR 株価÷1株あたりの純資産
ROE 当期純利益(税引き後純利益)÷自己資本×100
配当利回り 1株あたりの年間配当金÷株価×100
配当性向

配当金総額÷当期純利益(税引き後純利益)×100

1株当たりの配当金÷1株当たりの当期純利益×100

自己資本比率

自己資本(純資産)÷総資本(負債+純資産)×100

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