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『2020年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.15
姉尾正人さんが2019年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合の姉尾さんの2019年分の所得税の計算における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更はないものとする。また、2019年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること。
1. 38,750円
2. 39,500円
3. 73,250円
4. 78,250円
4が適切
78,250円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 新旧どちらの速算表を使うのか
順に見ていきましょう。
資料より下記が分かります。
対象控除 | 契約日 | 新旧 | |
定期保険 | 一般の生命保険料控除 | 2005年4月1日に契約 | 旧 |
医療保険 | 介護保険料控除 | 2016年4月15日に契約 | 新 |
よってそれぞれの速算表を利用すると計算式は下記になります。
【定期保険】
(55,000円×1/4)+25,000円=38,750円
【医療保険】
(78,000円×1/4)+20,000円=39,500円
それぞれ控除できる生命保険料の最高額は下記です。
一般の生命保険 | 介護保険 | 個人年金保険 | 合計 | |
新 | 40,000円 | 40,000円 | 40,000円 | 120,000円 |
旧 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 150,000円 |
よって38,750円+39,500円=78,250円が今回の答えとなります。
ちなみに同タイプの生命保険料控除が新旧あった場合は『新』の合計額が適用され、40,000円までの控除となります。
例
(旧)一般の生命保険料控除→23,000円
(新)一般の生命保険料控除→25,000円
この場合控除額は40,000円となります。
2020年1月学科試験を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
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