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本記事の内容
『2020年9月実施』FP3級試験学科試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】【きんざい】共通
Q.42
表面利率（クーポンレート）２％、残存期間３年の固定利付債を額面100円当たり102円で購入した場合の最終利回り（年率・単利）は、（ ）である。なお、税金や手数料等は考慮しないものとし、答は表示単位の小数点以下第３位を四捨五入している。
1) 1.31％
2) 1.33％
3) 1.35％
1が適切
最終利回りの計算式は下記です。
とらえる数値は下記です。
- 表面利率2%
- 額面金額100円
- 購入金額102円
- 残存期間3年
ちなみに他の利回りの計算式も同じですが、下記のように『利息部分』と『売却益部分』に分けると捉えやすいです。
ここからポイントは2つ。
- 利息部分と売却益部分の計算
- 最終利回りの計算
【ポイント1】
まずは利息部分と売却益部分の計算からです。
それぞれ計算すると下記が分かります。
- 利息部分は『2』
- 売却益部分は『－3分の2』
よって合計すると
(2－3分の2)＝3分の4になります。
【ポイント2】
最終利回りを求めましょう。
3分の4÷102＝0.0130718…になります。
さらに×100をすると1.30718%になるので、四捨五入をして1.31%が本設問の最終利回りです。
初見はめちゃくちゃ難しく感じる債権の利回り問題ですが、コツを覚えれば点を取りやすいです。
何回もチャレンジしましょう！
michi
