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- 本記事の内容
- 『2019年5月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.2
下記は、宮野家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の(ア)~(ウ)に入る数値とその求め方として、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
- 空欄(ア):「218×(1+0.01)2≒222」
- 空欄(イ):「428-435=▲7」
- 空欄(ウ):「475-191=284」
3が不適切
- 空欄(ア):「218×(1+0.01)2≒222」
適切です。
資料より分かることは下記です。
- 2年目の基本生活費を問われている
- 基準年の基本生活費は218万円
- 変動率は1%
よって計算式は下記になります。
218万円×(1+0.01)2=222.3818≒222
ちなみにかみ砕くと下記になります。
1年目 | 218×(1+0.01)=220.18 |
2年目 | 220.18×(1+0.01)=222.3818≒222 |
- 空欄(イ):「428-435=▲7」
適切です。
資料より分かることは下記です。
- 3年目の年間収支
年間収支は『その年の収入合計-支出合計』なので、計算式は下記になります。
428-435=▲7
※▲はマイナスの意
- 空欄(ウ):「475-191=284」
不適切です。
上記では基準年の金融資産残高の変動率が計算されていません。
資料より分かることは下記です。
- 1年目の金融資産残高が問われている
- 1年目の年間収支は-191万円
- 基準年の金融資産残高は475万円
- 金融資産残高の変動率は1%
その年(今回で言うと1年目)の金融資産残高を求める計算式は下記です。
その年の年間収支+(前年の金融資産残高+前年の金融資産残高の変動率分)
よって当てはめると下記になります。
-191万円+{475万円×(1+0.01)}=288.75≒289