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- 本記事の内容
- 『2020年9月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.15
FPで税理士でもある長谷川さんは、山田周平さん(67歳)から相続時精算課税制度に関する相談を受けた。周平さんからの相談内容に関する記録は、下記<資料>のとおりである。この相談に対する長谷川さんの回答の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- (ア)65 (イ)2,000 (ウ)20
- (ア)60 (イ)2,500 (ウ)20
- (ア)65 (イ)2,500 (ウ)10
2が適切
- 「ご相談のあった贈与について相続時精算課税制度の適用を受ける場合、原則として、贈与をした年の1月1日において、贈与者である親や祖父母が( 60 )歳以上、受贈者である子や孫が20歳以上であることが必要とされます。
- 周平様と雄太様はこれらの要件を満たしていますので、所定の手続きをし、特別控除として最大( 2,500 )万円の控除を受けることができます。
- 今回贈与を考えている現金の金額は3,000万円であり、( 2,500 )万円を超えています。この超えた部分については、( 20 )%の税率を乗じて計算した贈与税が課されます。」
michi
相続時精算課税制度の問題はほぼ100%出題されるので必ず覚えましょう!
特に『2,500万円』と『20%』は重要です。
要件 | ||
税務署への届け出 | 贈与年の翌年2月1日から3月15日まで | |
贈与者 | 贈与年の1月1日時点で60歳以上の父母、祖父母であること | |
受贈者 | 贈与年の1月1日時点で20歳以上の推定相続人である子、孫であること | |
対象 | 贈与者1人につき2,500万円まで非課税、超えた分は一律20%の税率 |