FP3級【日本FP協会実技】2020年9月【問2】

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本記事の内容
『2020年9月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.2

下記は、小田家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)~(ウ)に入る数値とその求め方として、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。

2020年9月実施FP3級実技試験第2問の資料
  1. 空欄(ア):「420×(1+0.01)2≒428」
  2. 空欄(イ):「813-528=285」
  3. 空欄(ウ):「(385+247)×(1+0.01)≒638」

3が不適切

(ア)の解説

  • 「420×(1+0.01)2≒428」

適切です。

資料より分かることは下記です。

  • 2年目の給与収入(夫)を問われている
  • 基準年の給与収入(夫)は420万円
  • 変動率は1%

よって計算式は下記になります。

420万円×(1+0.02)2=428.442≒428万円

かみ砕くと下記になります。

1年目 420×(1+0.01)=424.2
2年目 424.2×(1+0.01)=428.442≒428

(イ)の解説

  • 「813-528=285」

適切です。

資料より分かることは下記です。

  • 3年目の年間収支を問われている
  • 3年目の収入合計は813万円
  • 3年目の支出合計は528万円

よって計算式は下記になります。

813万円-528万円=285万円


(ウ)の解説

  • 「(385+247)×(1+0.01)≒638」

不適切です。

資料より分かることは下記です。

  • 4年目の金融資産残高を問われている
  • 4年目の年間収支は247万円
  • 3年目の金融資産残高は385万円
  • 金融資産残高の変動率は1%

その年の金融資産残高を求める計算式は下記です。

その年の年間収支+(前年の金融資産残高+前年の金融資産残高の変動率分)

よって当てはめると下記になります。

247万円+{385万円×(1+0.01)}=635.85≒636

michi
michi

設問の内容はよくあるミスでして、これだと年間収支まで変動率1%になってしまっています。

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