FP3級【日本FP協会実技】2020年9月【問7】

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本記事の内容
『2020年9月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.7

下記は、不動産の取得および保有に係る税金についてまとめた表である。下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

2020年9月実施FP3級実技試験第7問の資料
  1. (ア)贈与 (イ)相続税評価額 (ウ)市町村(東京23区は東京都)
  2. (ア)相続 (イ)固定資産税評価額 (ウ)市町村(東京23区は東京都)
  3. (ア)贈与 (イ)固定資産税評価額 (ウ)都道府県

2が適切

(ア)の解説

  • 相続

不動産取得税は相続で不動産を取得した場合非課税です。

不動産取得税が非課税になる場合

  • 相続
  • 包括遺贈
  • 法人の合併、分割

ちなみに特定遺贈の場合は不動産取得税がかかります。

包括遺贈
特定遺贈
  • 財産だけではなく負債も遺贈されるため、おいしいとこ取りができないので非課税。
  • ピンポイントで財産を遺贈できるため、おいしいとこ取りができるので課税されます。

(イ)の解説

  • 固定資産税評価額

登録免許税は原則固定資産税評価額が課税標準です。

michi
michi

ちなみに抵当権設定の場合は、債権金額が課税標準になります。

※課税標準とは

どの数値を使って税金を決めるかという『どの』に当たる部分の事

例えば

  • 所得税なら所得(控除後)
  • 法人税なら利益
  • 登録免許税なら固定資産税評価額

など上記に税率をかけると税金が決定されます。


(ウ)の解説

  • 市町村(東京23区は東京都)

適切です。

固定資産税の課税主体は市町村(東京23区は東京都)です。

michi
michi

不動産の一物四価においても、固定資産税評価額の調査主体は市町村(東京23区は東京都)なので、一緒に覚えると良いです!

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