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『2020年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.9
下記＜資料＞は増田一郎さんが所有する土地の登記事項証明書の一部である。この登記事項証明書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
１．株式会社ＴＫ銀行からの借入れに係る抵当権の登記が記載されている欄（Ａ）は、権利部の乙区である。
２．増田一郎さんが債務の弁済を怠った場合、株式会社ＴＫ銀行は、債権を回収するためにこの土地の競売を裁判所に申し立てることができる。
３．この土地には株式会社ＴＫ銀行の抵当権が設定されているが、別途、ほかの金融機関が抵当権を設定することも可能である。
４．増田一郎さんが株式会社ＴＫ銀行への債務を完済した場合、当該抵当権の登記は自動的に抹消される。
4が不適切
適切です。
抵当権の登記が記載されているのは権利部乙区です。
不動産の登記
| 表題部 | 表示に関する登記を記載。 | |
| 権利部 | 甲区 | 所有権に関する記載(差し押さえも) |
| 乙区 | 所有権以外に関する記載(抵当権など) |
適切です。
債務弁済が滞った場合、抵当権者はいつでも債権の回収を図ることができます。
適切です。
抵当権は同じ不動産に重ねて設定できます。
その場合設定の先後(じっさいには登記の順序)によって順位が決まります。
不適切です。
抵当権を抹消するには法務局にて抵当権抹消登記が必要です。
2020年1月学科試験を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。
