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『2020年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.29
先に下記の資料をご覧ください。(Q29.30.31.32.33.34で使います)
進太郎さんは下記<資料>のRA銀行の外貨定期預金キャンペーンに関心をもっている。この外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額として、正しいものはどれか。
1. 1,093,920円
2. 1,078,560円
3. 1,070,600円
4. 1,068,480円
4が適切
1,068,480円が適切です。
今回問われているのは下記2つです。
- 外貨ベースの元利合計
- 円転時の元利合計
順に見ていきましょう。
【ポイント1】
まずは外貨ベースの元利合計を求めていきましょう。
元金は10,000米ドルと分かっているので後は利息です。
利息については資料より下記が分かっています。
預入金利 | 年率4.0% |
よって仮に1年預けたとしたら利息は下記になります。
10,000米ドル×4.0%=400米ドル
資料より預入期間が3ヶ月とあります。
預入期間1年 | 4.0% |
預入期間3ヶ月 | 4.0%×1/4 |
3ヶ月は1年の4分の1なので下記の計算が成り立ちます。
400米ドル×1/4=100米ドル
さらに資料注3より『米ドル建ての利息額の20%相当額が源泉徴収される』とあります。
よって100ドル-(100ドル×20%)=80ドルが本設問の進太郎さんが受け取れる利息となります。
そして【ポイント1】である米ドル建ての元利合計は下記です。
10,000米ドル+80米ドル=10,080米ドル
【ポイント2】
設問は円転時の金額なので『外貨→円』に換えます。
為替レート
TTS(対顧客電信売相場) | あなたを基準にして円貨→外貨 |
TTB(対顧客電信買相場) | あなたを基準にして外貨→円貨 |
TTM(仲値) | 為替取引の基準相場 |
上記より外貨を円貨に換えるので使う為替レートはTTBです。
よって円転時の計算式は下記になります。
10,080×106円=1,068,480円
2020年1月学科試験を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2020年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。