FP3級【日本FP協会実技】2020年9月【問19】

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本記事の内容
『2020年9月実施』FP3級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.19

先に下記の資料をご覧ください。(Q16.17.18.19.20で使います)

2020年9月実施FP3級実技試験第19問の資料

秀則さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り下げて受給できることを知り、FPの大垣さんに質問をした。老齢基礎年金の繰下げ受給に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、老齢基礎年金の受給要件は満たしているものとする。

  1. 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合の年金額の増額は一生涯続く。
  2. 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合の年金額は、繰下げ月数1月当たり0.5%の割合で増額された額となる。
  3. 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合、老齢厚生年金も同時に繰下げ受給しなければならない。

1が適切

1の解説

  • 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合の年金額の増額は一生涯続く。

適切です。

michi
michi

繰下げ、繰上げともに一生涯続きます。


2の解説

  • 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合の年金額は、繰下げ月数1月当たり0.5%の割合で増額された額となる。

不適切です。

繰下げ受給した場合1ヶ月で0.7%の増額となります。

michi
michi

0.5%は繰上げ受給の減額分です。


3の解説

  • 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合、老齢厚生年金も同時に繰下げ受給しなければならない。

不適切です。

繰下げ受給は別々に可能です。

michi
michi

繰上げ受給は同時でなければなりません。


年金の繰り上げ受給、繰り下げ受給の比較

  繰り上げ受給 繰り下げ受給
対象年齢 60歳から65歳になるまでの5年間 65歳から70歳になるまでの5年間
受給額の変化 ひと月につき0.5%減額(最大30%) ひと月につき0.7%増額(最大42%)
条件 基礎年金、厚生年金同時が必須 基礎年金、厚生年金と別々が可能

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