株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。
- 本記事の内容
- 『2019年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.39
先に下記の資料をご覧ください。(Q35.36.37.38.39.40で使います)
素子さんの母の美由紀さんは、2019年10月に70歳になる。美由紀さんは65歳から老齢基礎年金を受給することができたが、繰下げ受給することを考えまだ請求をしていない。美由紀さんが70歳到達月に老齢基礎年金の支給繰下げの申出をした場合、70歳時に受け取る繰下げ支給の老齢基礎年金(付加年金を含む)の額として、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、下記<資料>に基づくこととする。
- 1,026,968円
- 1,039,568円
- 1,137,742円
- 1,150,342円
2が適切
1,039,568円が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 老齢基礎年金額
- 付加年金額
- 繰り下げ支給時の年金額
順に見ていきましょう。
- 老齢基礎年金額
資料より美由紀さんの国民年金の納付期間が432月です。
また加入可能年数が40年=480月なので満額からの割合を計算します。
780,100円×432月/480月=702,090円
- 付加年金額
まずは付加年金の概要を説明します。
付加年金 | 200円×付加保険料納付期間(月数) |
保険料 | 1か月400円 |
対象者 | 第1号被保険者のみ |
繰り上げ、繰り下げ受給 | 老齢基礎年金と同じく減額、あるいは増額されます |
上記表より今回のポイントをまとめます。
- 付加年金額は200円×保険料を納めた月数
- 付加保険料を150月納めている
よって付加年金額は下記になります。
200円×150月=30,000円
- 繰り下げ支給時の年金額
今回美幸さんは70歳までの5年間を繰り下げているので増額分は下記になります。
0.7%×60月=42%
説明2より付加年金額も同じく繰り下げ支給されるので、今回受給できる年金額は下記になります。
(702,090円+30,000円)×(1+0.42【42%】)=1,039,567.8≒1,039,568円
2019年9月学科試験を解きたい。
2019年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2019年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2019年9月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2019年9月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。