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『2021年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.29
先に下記の資料をご覧ください。(Q29.30.31.32.33.34で使います)
<設例>
布施三四郎さんは、民間企業に勤務する会社員である。三四郎さんと妻の輝美さんは、今後の資産形成や家計の見直しなどについて、FPで税理士でもある谷口さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも2021年1月1日現在のものである。
[収入金額(2020年)]
三四郎さん:給与収入550万円(手取り額)。給与収入以外の収入はない。
輝美さん:給与収入250万円(手取り額)。給与収入以外の収入はない。
[金融資産(時価)]
・ 三四郎さん名義
銀行預金(普通預金):100万円
銀行預金(定期預金):100万円
・ 輝美さん名義
銀行預金(普通預金):50万円
銀行預金(定期預金):50万円
[住宅ローン]
契約者:三四郎さん
借入先:PS銀行
借入時期:2010年12月
借入金額:3,200万円
返済方法:元利均等返済(ボーナス返済なし)
金利:固定金利型(年2.0%)
返済期間:35年間
[生命保険等]定期保険A:保険金額2,500万円。保険契約者(保険料負担者)および被保険者は三四郎さ
んである。
学資保険B:満期保険金200万円。保険契約者(保険料負担者)は三四郎さん、被保険者は大貴さんである。18歳満期。
火災保険C:保険金額2,000万円。保険の目的は建物、保険契約者は三四郎さん。
三四郎さんは、現在居住している自宅の住宅ローン(全期間固定金利、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし)の繰上げ返済を検討しており、FPの谷口さんに質問をした。三四郎さんが住宅ローンを120回返済後に、100万円以内で期間短縮型の繰上げ返済をする場合、この繰上げ返済により軽減される返済期間として、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、下記<資料>を使用し、繰上げ返済額は100万円を超えない範囲での最大額とすること。また、繰上げ返済に伴う手数料等は考慮しないものとする。
1. 9ヵ月
2. 1年3ヵ月
3. 1年4ヵ月
4. 1年5ヵ月
2が適切
1年3ヶ月が適切です。
120回返済後の残高は25,009,500円です。
100万円を繰り上げ返済すると25,009,500円-1,000,000円=24,009,500円となります。
設問では100万円を超えない範囲での最大額なので、資料より135回の24,033,332円まで繰り上げ返済できたと分かります。
※136回だと100万円を超えてしまう
よってその間の期間が短縮されたので計算式は下記になります。
135回-120回=15回=1年3ヶ月
もしくは120回後の元金の返済額を単純に足していって、100万円以内の回数計算でも同じ答えになります。
64,322円+64,429円+…
これを100万円を超えない範囲まで足し続けると15回になります。
ちなみに1の9ヶ月は利息も含んでしまっているので、繰り上げ返済する意味が全くなく誤りだという事が分かります。
michi
2021年1月学科試験を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。
2021年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。