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- 本記事の内容
- 『2022年1月実施』FP2級学科試験の過去問の解説です。
【共通】
Q.12
死亡保障を目的とする生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、記載のない特約については考慮しないものとする。
- 終身保険の保険料は、保険料払込期間が終身払いと有期払いを比較すると、他の契約条件が同一の場合、終身払いの方が払込み1回当たりの金額が高い。
- 定期保険特約付終身保険において、定期保険特約の保険金額を同額で更新した場合、更新後の保険料は更新前の保険料に比べて高くなる。
- 収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額よりも少なくなる。
- 保険期間の経過に伴い保険金額が増加する逓増定期保険は、保険金額の増加に伴い保険料も増加する。
2が適切
- 終身保険の保険料は、保険料払込期間が終身払いと有期払いを比較すると、他の契約条件が同一の場合、終身払いの方が払込み1回当たりの金額が高い。
不適切です。
終身の方が払込期間が長いので、他の条件が同一の場合有期払いの方が1回当たりの金額が高くなります。
- 終身払い→死亡するまで保険料払い続ける。
- 有期払い→決まった期間で保険料を支払う。
michi
例えば総払い込み保険料を100万円とすると、仮に10年ですべて払い終える有期払いと死亡するまで猶予がある終身払いでは、どちらが1回の払い込み保険料が多いのかは明白です。
- 定期保険特約付終身保険において、定期保険特約の保険金額を同額で更新した場合、更新後の保険料は更新前の保険料に比べて高くなる。
適切です。
更新時は契約時に比べて年齢が高いので、保険料もそれに応じて高くなります。(一般的に死亡確率が上がるため)
- 収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額よりも少なくなる。
不適切です。
一般的に年金形式の方が多くなります。
- 契約時の保険金が1番高く、契約満了時には保険金が0円になる。
- 年金形式が一般的(商品により一括もある)
- 保険期間の経過に伴い保険金額が増加する逓増定期保険は、保険金額の増加に伴い保険料も増加する。
不適切です。
逓増定期保険では保険金額は増加しますが、保険料は一定です。
平準定期保険 | 保険金額が一定。 |
逓増定期保険 | 当初の保険金額から徐々に増加。保険料は一定。 |
逓減定期保険 | 当初の保険金額から徐々に減少。保険料は一定。 |
収入保障保険 | 保険金が年金として期間満了まで支払われる。保証期間は一定。 |