FP2級【学科】2022年1月【問19】

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本記事の内容
『2022年1月実施』FP2級学科試験の過去問の解説です。
【共通】

Q.19

医療保険等の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 特定(三大)疾病保障定期保険は、悪性新生物・急性心筋梗塞・脳卒中により所定の状態と診断され、特定(三大)疾病保障保険金が支払われたとしても、死亡保険金や高度障害保険金が支払われなければ、保険契約は継続する。
  2. がん保険では、通常、90日間または3ヵ月間の免責期間が設けられており、その期間中に被保険者ががんと診断確定された場合であっても、がん診断給付金は支払われない。
  3. 人間ドックの受診で異常が認められ、医師の指示の下でその治療を目的として入院した場合、その入院は、医療保険の入院給付金の支払対象となる。
  4. 先進医療特約で先進医療給付金の支払対象とされている先進医療は、療養を受けた時点において厚生労働大臣によって定められたものである。

1が不適切

1の解説

  • 特定(三大)疾病保障定期保険は、悪性新生物・急性心筋梗塞・脳卒中により所定の状態と診断され、特定(三大)疾病保障保険金が支払われたとしても、死亡保険金や高度障害保険金が支払われなければ、保険契約は継続する。

不適切です。

特定疾病保障保険金が支払われた場合、契約は終了します。

特定疾病(三大疾病)保障定期保険とは

ガン、急性心筋梗塞、脳卒中 診断時に所定の状態になった場合に支給される(特定疾病保険金)
三大疾病以外 死亡時に支給される(死亡保険金)

※特定疾病保険金と死亡保険金は重複して受け取れません


2の解説

  • がん保険では、通常、90日間または3ヵ月間の免責期間が設けられており、その期間中に被保険者ががんと診断確定された場合であっても、がん診断給付金は支払われない。

適切です。


3の解説

  • 人間ドックの受診で異常が認められ、医師の指示の下でその治療を目的として入院した場合、その入院は、医療保険の入院給付金の支払対象となる。

適切です。

michi
michi

検査入院のみでは支払い対象になりません。


4の解説

  • 先進医療特約で先進医療給付金の支払対象とされている先進医療は、療養を受けた時点において厚生労働大臣によって定められたものである。

適切です。

michi
michi

正誤問題で『契約時点において』というパターンの問題が良く出題されます。間違えないように注意しましょう。

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