FP2級【日本FP協会実技】2020年1月【問22】

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本記事の内容

『2020年1月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。

【日本FP協会】

Q.22

下記<資料>の宅地(貸家建付地)に係る路線価方式による相続税評価額の計算式として、正しいものはどれか。

2020年1月実施日本FP協会FP2級実技試験第22問の資料

1. 300,000円×1.00×300㎡
2. 300,000円×1.00×300㎡×70%
3. 300,000円×1.00×300㎡×(1-70%)
4. 300,000円×1.00×300㎡×(1-70%×30%×100%)

4が適切

300,000円×1.00×300㎡×(1-70%×30%×100%)が適切です。

今回のポイントは下記です。

  1. 路線価方式による自用地の評価方法
  2. 貸家建付地の計算

順に見ていきましょう。

【ポイント1】

資料より宅地が1つの道路に面しているので、路線価による自用地の評価方法は下記になります。

路線価×奥行価格補正率×地積(土地の面積)

路線価による評価方法

宅地が1つの道路に面している 路線価×奥行価格補正率×地積
宅地が角地にある {(正面路線価×奥行価格補正率)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線価影響加算率)}×地積
宅地が正面と裏面の道路に面している {(正面路線価×奥行価格補正率)+(裏面路線価×奥行価格補正率×二方路線価影響加算率)}×地積

当てはめると下記になります。

300,000円×1.00×300㎡

300,000円 300Cの300は『300千円』の意味
1.00 奥行補正率
300㎡ 地積(土地の面積)

【ポイント2】

路線価方式による自用地において貸家建付地の評価は下記になります。

自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)

宅地の評価方法

利用区分 評価方法
自用地 路線価方式か倍率方式
借地権(普通借地権) 自用地評価額×借地権割合
貸宅地(底地) 自用地評価額×(1-借地権割合)
貸家建付地 自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
貸家建付借地権 自用地評価額×借地権割合×(1-借家権割合×賃貸割合)

よって当てはめると下記になります。

300,000円×1.00×300㎡×(1-70%×30%×100%)

300,000円×1.00×300㎡ 路線価方式による自用地の評価
(1-70%×30%×100%) 貸家建付地の評価方法

満室なので賃貸割合は100%です。

michi

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2020年1月学科試験を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。

2020年1月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。