FP2級【日本FP協会実技】2019年9月【問29】

株ログは複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品を購入することで、売り上げの一部が還元されることがあります。しかしながら当サイトのランキング等の評価については提携の有無や支払いの有無が影響していることはありません。

本記事の内容
『2019年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.29

先に下記の資料をご覧ください。(Q29.30.31.32.33.34で使います)

2019年9月実施日本FP協会FP2級実技試験第29問の資料

恵美さんは外貨定期預金に関心をもっている。下記<資料>の外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額として、正しいものはどれか。

2019年9月実施日本FP協会FP2級実技試験第29問の資料②
  1.  1,144,000円
  2.  1,131,200円
  3.  1,113,750円
  4.  1,111,000円

4が適切

1,111,000円が適切です。

今回のポイントは下記です。

  1. 外貨ベースの元利合計
  2. 円転時の元利合計

順に見ていきましょう。

1の説明

  • 外貨ベースの元利合計

元金は10,000米ドルと分かっているので、あとは利息を求めていきましょう。

利息については下記が分かっています。

預入金利 5.00%(年率)

よって仮に1年預けたとしたら利息は下記になります。

10,000米ドル×5.0%=500米ドル

資料より預入期間は3ヶ月とあります。

預入期間1年 5.00%
預入期間3ヶ月 5.0%×1/4

3ヶ月は1年の4分の1なので下記の計算式が成り立ちます。

500米ドル×1/4=125米ドル

さらに資料注3より『米ドル建ての利息額の20%相当額が源泉徴収される』とあります。

よって125米ドル×20%=25米ドルが源泉徴収されるので、『125米ドル-25米ドル=100米ドル』が今回の恵美さんが受け取れる利息となります。

michi
michi

この源泉徴収は忘れやすいので注意です!

そして米ドル建ての元利合計額は下記になります。

10,000米ドル+100米ドル=10,100米ドル


2の説明

  • 円転時の元利合計

設問は円転時の金額なので『外貨→円』に換えます。

為替レート

TTS(対顧客電信売相場) あなたを基準にして円貨→外貨
TTB(対顧客電信買相場) あなたを基準にして外貨→円貨
TTM(仲値) 為替取引の基準相場

上記より外貨を円貨に換えるので使う為替レートはTTBです。

よって円転時の計算式は下記になります。

10,100×110円=1,102,750円

問30へ

2019年9月学科試験を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。