FP2級【日本FP協会実技】2019年9月【問7】

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本記事の内容
『2019年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】

Q.7

不動産取得税に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。

不動産取得税は、不動産の所有権を取得した者に対して、その不動産が所在する( ア )が課税するもので、課税標準は原則として( イ )である。ただし、( ウ )を原因とする取得の場合、課税対象とならない。また、一定の条件を満たした新築住宅(認定長期優良住宅ではない)を取得した場合、課税標準から1戸当たり( エ )を控除することができる。

2019年9月実施日本FP協会FP2級実技試験第7問の資料

(ア)→2

(イ)→6

(ウ)→9

(エ)→10

(ア)都道府県(イ)固定資産税評価額(ウ)相続(エ)1,200万円が適切です。


不動産取得税とは

機関 都道府県
課税標準 固定資産税評価額
不動産取得税の計算 固定資産税評価額×税率
課税対象 不動産を取得した個人及び法人
課税対象外 相続、遺贈、法人の合併・分割によって取得した場合

不動産取得税の軽減特例の要件

新築

建物 特例の税額

不動産取得税=(固定資産評価額-1,200万円)×3%

※認定長期優良住宅は1,300万円

軽減の要件

居住用その他も含め住宅用全般に適用

床面積50㎡(戸建以外の賃貸住宅は40㎡)以上240㎡以下

土地 特例の税額 不動産取得税=(固定資産税評価額×1/2×3%)-控除額

軽減の要件

  1. 建物の軽減の要件を満たしている
  2. 土地取得から3年以内に建物を新築する
  3. 土地を借りるなどして住宅を新築したあと、1年以内にその土地を取得する

※1は必須、2.3はいずれか

 

中古

建物 特例の税額

不動産取得税=(固定資産評価額-控除額)×3%

軽減の要件

居住用に適用(賃貸マンション等『住宅用』はNG)

床面積50㎡以上240㎡以下

土地 特例の税額 不動産取得税=(固定資産税評価額×1/2×3%)-控除額

軽減の要件

  1. 建物の軽減の要件を満たしている
  2. 土地取得から1年以内に建物を新築する
  3. 土地を借りるなどして住宅を新築したあと、1年以内にその土地を取得する

※1は必須、2.3はいずれか

 

michi
michi

頻出ではないですが色付き部分くらいは覚えておきましょう。

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2019年9月学科試験を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。

2019年9月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。