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- 本記事の内容
- 『2021年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。
【日本FP協会】
Q.2
ファイナンシャル・プランニングのプロセスに従い、次の(ア)~(カ)を6つのステップの順番に並べ替えたものとして、最も適切なものはどれか。
- 顧客が決定したプランに従い、目的に合った金融商品やサービスの提示や取引の支援、または専門家の紹介等を行う。
- 顧客の目標を達成するための解決策等を提示した提案書を作成して説明をする。
- 面談などを通じて、現状における顧客および家族の情報、財政的な情報等を収集し、顧客の財政的な目標を明確にする。
- 家族構成など顧客を取り巻く環境や社会情勢の変化、および税制や法律の改正等の内容に応じ、定期的にプランの見直しを行う。
- 顧客のキャッシュフロー表などを作成し、顧客の将来における財政上の問題点等を明らかにし、解決方法を検討する。
- 顧客に対し、ファイナンシャル・プランニングで提供できるサービス内容や報酬体系、顧客とファイナンシャル・プランナーの互いの責任範囲などを説明する。
- (ウ)→(カ)→(イ)→(ア)→(オ)→(エ)
- (ウ)→(カ)→(オ)→(イ)→(ア)→(エ)
- (カ)→(ウ)→(イ)→(ア)→(オ)→(エ)
- (カ)→(ウ)→(オ)→(イ)→(ア)→(エ)
4が適切
(カ)→(ウ)→(オ)→(イ)→(ア)→(エ)が適切です。
今回のポイントは下記です。
- 顧客に対し、ファイナンシャル・プランニングで提供できるサービス内容や報酬体系、顧客とファイナンシャル・プランナーの互いの責任範囲などを説明する。
- 顧客の目標を達成するための解決策等を提示した提案書を作成して説明をする。
- 顧客のキャッシュフロー表などを作成し、顧客の将来における財政上の問題点等を明らかにし、解決方法を検討する。
ファイナンシャルプランニングのプロセスにおいて、サービス内容や報酬体系の説明は『ステップ1の顧客との関係確立とその明確化』に含まれます。
また(イ)と(オ)の違いですが、現状が分かる(ウ)→キャッシュフロー表で明確にする(オ)→解決方法の提示(イ)ため(オ)→(イ)になります。
michi
仮に逆だと数字の根拠がないため、顧客に納得してもらう説明ができません。
顧客との関係確立とその明確化
- FP実務とCFP認定者の専門力量に関する情報の提供
- 顧客ニーズに対するCFP認定者の適合性の判断
- 業務契約の範囲の明確化
顧客データの収集と目標の明確化
- 顧客のファイナンス上の目的、ニーズ及び優先事項の明確化
- 定量的な情報と資料の収集
- 定性的な情報の収集
顧客のファイナンス状態の分析と評価
- 顧客情報の分析
- 顧客の目的、ニーズ及び優先事項の評価
ファイナンシャル・プランの検討・作成と提示
- ファイナンシャル・プランニングの戦略の明確化と評価
- プランの作成
- プランの提示
ファイナンシャル・プランの実行援助
- プラン実行の責任範囲に関する合意
- プラン実行のための商品およびサービスの明確化と提示
ファイナンシャル・プランの定期的見直し
- 顧客状況の見直しの責任範囲及び条件に関する合意
- 顧客状況の見直しと再評価
FP実務の6ステップ:日本FP協会
2021年9月学科試験を解きたい。
2021年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。
2021年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。