FP2級【日本FP協会実技】2020年9月【問3】

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本記事の内容

『2020年9月実施』FP2級実技試験の過去問の解説です。

【日本FP協会】

Q.3

細井さんは、退職後の公的年金の補完として利子や株主配当金、収益分配金などからの収入を考慮して金融商品を保有している。細井さんが保有する下記<資料>の金融商品に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

2020年9月実施日本FP協会FP2級実技試験第3問の資料

1.(ア)の利率は、10年間固定である。
2.(イ)の株主配当金は、特定口座内の譲渡損失と損益通算することができる。
3.(ウ)の株主配当金を非課税で受け取るためには、株式数比例配分方式を選択する必要がある。
4.(エ)の収益分配金は、運用状況によっては支払われない場合がある。

1が不適切

1の補足

不適切です。

個人向け国債において、償還期限10年は変動金利型のみです。

個人向け国債

変動金利10年 固定金利5年 固定金利3年
償還期限 10年 5年 3年
金利 変動(6か月ごとに見直し) 固定(6か月ごとに利払い)
発行 毎月
最低購入金額 1万円
適用利率 基準金利×0.66 基準金利-0.05% 基準金利-0.03%
最低保証金利 年率0.05%
備考 発行から1年後であればいつでも換金可能
2の補足

設問の通りです。

下記をご覧ください。

2020年9月実施日本FP協会FP2級実技試験第3問の資料②

国税庁HPより引用

図のように源泉徴収ありの口座は、金融取引業者等が年間の譲渡損益を計算したあと、確定申告を選ぶことにより配当所得との損益通算が可能となります。

3の補足

設問の通りです。

  • 上場株式の配当金→株式数比例分配方式にしなければ課税される
  • 株式投資信託の配当金→しなくても課税されない
4の補足

設問の通りです。

運用状況によって支払われない時もあります。

問4へ

2020年9月学科試験を解きたい。

2020年9月きんざい実技試験:個人資産相談業務を解きたい。

2020年9月きんざい実技試験:中小事業主資産相談業務を解きたい。

2020年9月きんざい実技試験:生保顧客資産相談業務を解きたい。

2020年9月きんざい実技試験:損保顧客資産相談業務を解きたい。